【現役生に聞く!ビヨンドトゥモロー】ビヨンドトゥモローで出会ったロールモデルを目指して 安村遙香さん
こんにちは☀️ インターン生の菅野ひかるです。
より多くの方に私たちビヨンドトゥモローのことを知ってもらい、理解していただくために、noteではビヨンドトゥモローに関わる様々な人のインタビュー記事を投稿しています!
今回は、2019年度のジャパン未来リーダーズサミット、2022年度ジャパン未来スカラーシップ・プログラムを経て、2023年度フェローシップ・プログラムに参加する安村遙香(仮名)さんにインタビュー🎤
1.プロフィール
安村遙香さん(20)
長崎県出身。
現在熊本県の大学で発達・精神領域について勉強をしている。
2.学んでいる分野
ー現在大学で学んでいる分野について教えてください。
現在大学では、作業療法士を目指すリハビリテーション学科に所属しています。
特に病気を患っている人をサポートするために、病気に関する知識を学んでいます。また、筋肉や精神の評価方法について勉強しています。
1年次は骨や筋肉といった身体に関する部位を沢山覚えるのが大変でした(笑)
2年次になり、精神の評価や相手の精神状態に合わせてどのような対応が必要なのかなどを学んでいます。
学年を重ねるごとに学びの専門性も高まり、発達に障がいを抱えている人や幼児から高齢者などとの関わり方など、身体の幅広い領域について勉強していきます。
私が特に関心があるのは発達などの精神に関する領域です。
例えば、車椅子に乗っている人がサポートを必要としていたら、見た目などの視覚的な情報からサポートをする必要があるときちんと認識できると思います。
しかし、そういったサポートを必要とする人の他にも、発達障がいを持つ人など、見た目などだけではわからないハンデを抱えている人がいると思います。
だからこそ、眼に見えるだけでは判断ができないハンデを持っている人のサポートをしていきたいと感じています。
3.ビヨンドトゥモローとの出会い
ビヨンドトゥモローを知ったきっかけは高校の担任の先生からの紹介でした。
親の死を経験して数ヶ月ほど経った時期で、その当時1人で泣いていることも多かったです。
周りの友達は心配してくれているけれど、クラスの人に自分の気持ちや状況を話すことを難しく感じていました。
その時、担任の先生がジャパン未来リーダーズサミット(以下、サミット)を紹介してくれました。
「似た境遇を持つ誰かとお互いのバッググラウンドを共有できたら」という思いのもと、サミットに参加する上で東京と往復する交通費や宿泊費などの負担が必要がなかったこともあり、参加を決意しました。
サミットに参加する前は、「狭い世界の中で自分だけが苦しい思いをしている…」という気持ちを抱えていました。
でも、東京で開催されたサミットに参加して、全国の仲間と出会い、お互いに話していく中で「本当に色々な経験をしている人たちがいるんだ」と素直に感じました。
会場に着いたばかりの時は、みんな笑顔で、全国各地の方言や通っている学校の制服の話で盛り上がりました。
最初は「こんな笑顔の人たちが逆境を抱えているなんて…嘘なんじゃないかな」と思っていて、体験共有をするまでは本当に信じられませんでした。
ーサミットで特に印象に残っていることはありますか?
このサミットで印象に残っているのは、体験共有の時間です。
体験共有をしている時、泣きながら自分の経験を話してくれる人、反対に私が話す場面では、私のお話を丁寧に受け止めてくれる人など、
ビヨンドトゥモローでは、苦しい経験をしてきた人たちが、「みんなの苦しみまで寄り添ってくれる場所なんだな」ということに気がつきました。
また、サミットを通して今でも印象に残っている学生さんがいます…!
私が初めて体験共有をするというタイミングが来た時に、私は他の仲間の体験を聞いて涙が溢れていて話し始めることができず、自分の話をしなければと焦りを感じていました。
その当時サミットに参加した先輩が、
「私はこの体験共有に参加するのは2回目なんだ。
私も最初は上手く話せなかったけれど、ここにいる先輩たちが私のお話を丁寧に聞いてくれたから、今しっかり安村さんのお話を聞けるんだよ。」
と励ましてくれました。
その先輩のお話を聞いて、「この先輩は体験共有を通してこんなふうに成長したんだな、かっこいいな…」と率直に感じて、
次のチャンスがあるならば「私も2回目の経験として体験共有やプログラムに参加できたら良いな」と感じました。
だからこそ、サミットだけではなく年間奨学生であるスカラーとして活動しようと決意することができました。
さて、2021年度のスカラーとして活動を始めた安村さん。スカラー時代のお話も伺いました。
―スカラーの活動の中で特に印象に残っていることを教えてください。
特に印象に残っているのは、今年2月に開催された米国研修です!
自分の視野が一気に広がったり、現状と向き合いこれから自分自身がどうありたいのかを考えたりする貴重な機会でした。
普段日本にいる時は、基本的に日本語で話すことが多い分、他の人が話していることを理解したり、自分の意見を伝えたりすることができますが…
海外で研修を受ける中で、言語の違いもあり、周りの人の話していることがわからなかったり、自分の意見が上手く伝わらなかったりといった経験をしました。
そしてこの経験は、言語の違いだけではない、
「自分の意見を言えない・言いにくいといったハンデを経験している人と向き合っていきたい」という私の思いと重なる部分がありました。
だからこそ、そういったハンデを抱える人たちに私が将来サポートしていきたいという目標にとても活きる経験だったなと感じています。
そしてスカラーという年間奨学生としての活動を経て、現在フェローシップ2023に参加している安村さん。
ーフェローとしてビヨンドトゥモローの活動を続けようと思った理由は何ですか?
米国研修の時に感じた「自分の意見をさらに言えるようになりたい」「もっと他の人の意見を聞いてみたい」という気持ちを大事にして、自分の伸ばしたいところを伸ばして、さらに成長できたらと思いました。
また、米国研修に参加した仲間のみんなとともに、来年度も一緒に活動できたらという思いで、活動を継続することを決めました!
私、相当ビヨンドトゥモローが好きみたいです…(笑)
ー今年度フェローとして活動してみていかがですか?
自分がフェローとして何ができたらいいんだろう…というところを今も探しているところです(笑)
次はサマーキャンプがあるので、スカラーのみんなと同じような立ち位置で関わることも大事にしながら、フェローだからこそできることも考えていきたいと思っています!
また、昨年度スカラーとして活動する中で、「意見が言えない自分」という部分を経験しました。
ビヨンドトゥモローでは、意見を積極的に言える人が多いと思うのですが、私のように意見を話すのが苦手な人もいると思います。
そんなふうに意見を話すのが苦手な人に一番近くで寄り添える存在でありたいなと思っています。
ービヨンドトゥモローでの活動はどんなところに活きているなと感じますか?
ビヨンドトゥモローには様々な活動に参加している人が沢山いるなと感じます。
同い年でもボランティアに積極的に参加している人など、何か自分から主体的に行動している人が多いです。
だからこそ、まずは「やるだけやってみよう!」という気持ちが大切だということを改めて気がついたので、今は学内の活動に片っ端から挑戦をしています(笑)
だからこそ、ビヨンドトゥモローでの活動の中で積極性をとても身につけることができたなと感じています!
具体的には、大学のサークルで現在部長として活動しています。
様々な活動の計画を立てるのが大変なのですが…米国研修での経験を活かしてみんなで仕事を役割分担しています。
また、現在文化祭の準備をしているのですが、広報担当の副部長になりました。
ビヨンドトゥモローでの活動をきっかけに本当に積極的に活動するようになりました。
4.高校生へのメッセージ
最後に高校生へのメッセージをお願いします!
まず、ビヨンドトゥモローの活動への参加を迷っている学生さんには、
本当に少しでも興味があったらぜひ一歩を踏み出してほしいです!。
振り返ってみると、ビヨンドトゥモローの活動に参加していなかったら、「今のような充実した大学生活はきっとなかったんじゃないかな」と思っています。
きっと想像しているよりもビヨンドトゥモローでの活動は、大きな成長に繋がったり、視野が広がったりする機会だと思います。
そして何より一歩踏み出して後悔することは基本的にないと思うんです…!
また、学生さんの中には、進路に対して「自分だけが周りの子と違うからどうしよう…」と不安に感じている人もいるかもしれません。
私も高校進学に向けて進路を考えた時、周りの友人は普通科に通うことを選択した人が多かった中で、私は1人福祉科に行くことを決断しました。
最初は怖かったけれど、最終的にこの決断をして後悔は1ミリもありません!!
私も何か新しいことに踏み出すことは怖いし、足踏みをすることもあったけれど、挑戦して後悔をしたことはありません。
(後悔したこともあったかもしれないけれど、忘れてしまっているので、たぶん大したことではなかったんだなと思っています(笑))
だからこそ、ぜひ一歩踏み出すということを本当に大事にしてほしいです!
※この記事ではビヨンドトゥモローが提供する年間プログラムを修了した学生を卒業生とし、彼らの活動展開をお伝えしています。
<ジャパン未来リーダーズサミット2023募集要項はこちら>
ジャパン未来リーダーズサミット2023募集要項
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