大学生が言語化する『市場価値』の高め方 前編
こんにちはー
Beyondのスウェットです。
今回は大学生ながら僕が普段意識している『市場価値』の高め方について、
言語化ついでに皆さんにお伝えできたらなと思います。
ここでの市場は「需要(企業ニーズ)」と「供給(労働者)」というプレイヤーが存在する「労働市場」を指します。
前編は、「市場」を理解することですぐにでも価値を高められる方法について書きます。
後編は、価値を高めていくための努力の方向性とやり方について書きます。
人材系の企業で採用市場について知見を広め、マーケティングを通して市場の仕組みについて学びを深めたからこそのアウトプットです。
"ペットボトルの水"で市場の仕組みを理解する
今、あなたの目の前に"500mlのペットボトルに入った水"があったら、
それにいくらまで出せますか?
100円?150円?それとも80円?
ちなみにうちの近くの激安スーパーでは一本30円で売ってます。
まあ今のど渇いてないって人は0円でもいいです。
次の質問です。
あなたは山へハイキングに来てます。
ウキウキ気分で登っていきますが、頂上近くまで来るとヘトヘトでのども渇きまくってます。持ってきた水筒も既にカラの状態。
周りに自販機があるわけもなく、かと言って戻るわけにもいきませんからそのまま登り続けると、なんと頂上に"500mlのペットボトルに入った水"を300円で売る露店がありました。あなたはこの水を買いますか?
天邪鬼な人は買わないって答えるでしょうね笑
ただ重要なのは、下の二つです。
・本来30円で買える水を10倍の300円で買う人が"増える"こと。
・変化したのは水ではなく"市場"であること。
水が美味しくなったわけではありません。飲みやすくもなってません。
ここで言いたいのは、商品・サービスをより高く売るために必要なのは、
その"質"を上げるだけじゃないってことです。
それを取り巻く需要(水を買いたい)と供給(水を売ってる所)という環境が変わっただけで、水の価値を10倍にしました。水自体は何も変わってません。
これを労働市場に置き換えると、自分の価値を上げる方法として能力を向上させることだけでなく、"市場の選択"が重要になるということです。
「あなたは激安スーパーで売られる30円の水になりたいですか?」
「山の頂上で売られる300円の水になりたいですか?」
商品としての「自分」の言語化
それでは労働市場における「需要」の立場の企業は、あなたにどんな価値を求めているのでしょうか?
先に重要なことを言います。
『あなたの商品としての"価値"を決めるのは、企業です。』
ここでいう価値とは"どれくらい価値があるか"の量の話ではなく、あなたの価値は何なのか?という価値そのものを決定されるということです。
これは普段から私たちが行っていることで、例えば腕時計を買う人ってたくさんいますよね?
でもこの腕時計一つとっても購入者が求める価値はバラバラです。
腕時計に求める価値の例)
・周りに時計がなくても、時間を確認できるモノが欲しい
・高級ブランドのモノを身に付けて優越感に浸りたい
このように「腕時計」を求めていても、その腕時計に求める価値は全く違い、それがそのまま腕時計の質や値段に響きます。
これを労働市場に置き換え、同じ「営業職」募集の例を見てみます。
募集ページ例)
営業メンバー不足のため、営業職1名募集。
営業職募集の背景ニーズ)
A社:営業メンバーが足りないから、とりあえずメンバー補充したい
B社:サービス立ち上げに伴い一緒に頑張ってくれる営業メンバーが欲しい
募集ページを見ると両社とも一見人が足りないからただ「労働力」が欲しいと解釈しがちですが、実は需要は全く違います。
・A社は「即戦力」の"スキル"重視でメンバーを判断
・B社は「ミッションへの共感」「一緒にやりたいと思うか」などその人自身の"考え方"重視で判断
つまり同じ募集内容でも背景にある需要(欲求)によって価値の判断基準が変わり、一方の会社では落とされ、一方の会社では採用されるという事態が起こるわけです。
採用されなかったからといって価値がないわけではなく、のどが渇いてない人に水を売ってるだけで、山の頂上に行けば売れるってだけの話です。
さらに言うと需要に合った自分の魅せ方をするだけで採用される確率は上がるので、募集ページだけでなく「なぜ採用するのか?」という背景をしっかり把握することが重要です。
そうは言っても努力は大事
『市場価値』の高め方 前編は、「市場の選択」「需要の把握」をキーワードとして、「市場」を理解することですぐにでも価値を高められる方法について書きました。
後編は、市場の中で自分をどう磨き上げていくか、その努力の方向性とやり方について書きます。
結構後編が一番伝えたいことなので、楽しみにしててください!
後編はこちら ▶︎ 市場価値の高め方 後編