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久しぶりに馬三昧
ダブル乗馬レッスン
まとめ買いしていたレッスントークンの期限がもうすぐ切れそうなので、天気の様子を見極めて、朝外乗、夕方馬場レッスンで、使い切ることにしました。
私が参加した過去数回の外乗は、地面がぬかるみすぎているとか、乾燥しすぎているだとか、はたまた参加者のひとりがリクエストしただとかで、駈歩なし、ちょっとの速歩とほぼ常歩というもので、駈歩で森の中を走ることが外乗最大の楽しみな私は、まだかなまだかなと思っているうちに終わってがっかりするというのを繰り返していました。
この日のインストラクターは、地面の状態を加味した上で、できる限りがっつりと走らせてくれるベテランです。しかも前の週に雨も降っていたので期待していたのですが、昨日の時点で地面はまだ相変わらずカチカチだったから、駈歩は柔らかそうな場所を見つけて数ストライドずつやる感じになる、と言われました。
馬の脚に必要以上に負担がかかってしまうのは、駈歩ができないことよりもずっと嫌なこと。こうしてちゃんと説明してくれるのが彼女の良いところです。結果的には、思った以上に長い距離を駈歩で走れたのですが、もっと行きそうな勢いだったところで、ひとりがまさかの落馬で駈歩終了となりました。とはいえ、程よい太陽の光とひんやりとした空気の森の中を馬の背中から堪能できたので大満足です。
ちなみに私のパートナーは、芦毛で大きな馬体のマッコイくんでした。大きな馬は大好きなので嬉しいと思っていたら、馬装の時からすごく協力的な良い子で嬉しさ倍増。外乗だと、なんとかして周りの葉っぱを食べることに一生懸命な馬(ロキシーとかロキシーとか笑)も多いのですが、マッコイは(文字通りの)道草をしようとするそぶりをみせたものたったの1,2回、しかもダメよと小さな合図をしたらすぐに、ですよねーと諦めるという聞き分けの良さです。厩舎に戻って馬装を解いて、痒がっていた脚をブラシでゴシゴシ、ついでにタテガミあたりもゴシゴシとしていたら、しっかりお礼に私の背中もゴシゴシしてくれました。かわいい。
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そして夕方の馬場レッスン。パートナーのハーレーは、レッスン前からイライラしています。馬場に入ってアリーナ全体をつかった部班運動をしていても、前のめりで前の馬のおしりに激突しそうな勢いです。よく知らない馬だし、嫌な予感しかない。
色々試行錯誤しながらもまるで会話が成立しないまま、レッスンは駈歩へ。前の馬の駈歩についていこうとするので、慌てて内に入れて、待っている間はぐるぐると20mサークルを歩いていました。前に馬がいなくなったせいか、ようやく落ち着いて歩くハーレー。
私たちの番になっても、引き続き落ち着いた感じの速歩で動き出したので安心していたのですが、駈歩の合図で爆走。必死の半減却で少しスピードが落ちたかと思いきや次のコーナーでさらに加速しようとして、慌てて速歩に落として、部班の後ろに付けます。
それでも1本目はまだマシだったのです。その次は、駈歩のまま外周から20mサークルに移行して、急に理想の駈歩のスピードに落ち着いて、そうそう良い子!と褒めたのも束の間、外周に戻るところをその少し内側に残っていた障害に突っ込みかけて、さらにコーチ激怒。最後の駈歩にいたっては、ゆっくり速歩から駈歩の合図を出した瞬間に、この日最速のぶっ飛び具合。秒でアリーナの反対側まで瞬間移動されるという。至ってスリリングなレッスンとなりました。
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このスクールに来るのはこの日が最後になるはずだったので、帰る前にもう一度ロキシーと戯れに馬房訪問。出会った当初は彼女も4歳という若さで、私はまだ駈歩もできない頃でした。もう1度、一緒に障害を飛びたかったなあ。元気でね。
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ボランティア再開
怪我以降、ずっと休んでいたチャリティー乗馬スクールでの厩務作業ボランティアを、まずはお試しの半日からということで再開しました。
先週GPとフィジオを説得して撮ってもらったMRIの結果が出て、そこまで痛みが残っていない靭帯はかなり断裂しているものの、いまだに痛みが気になるところはマイルド断裂という微妙な結果。専門医へとリファーはされたものの、会えるまで最低でも6週間、とはいえ夏休み時期&ストライキもありでいつになるやらだし、リハビリ運動を始めてからは歩ける距離も時間も伸びたし、馬に乗る分にはほぼ痛みなしだし、なにより馬たちが恋しい、ということで。
私が休んでいる2ヶ月半の間に、新たに2頭が仲間入りしていました。1頭はまだ2歳という若さのトミー。馬体は大きいけれど、歯はまだまだ小さくてかわいい。もう1頭は巨大な牝馬マチルダ。ちょうど私が放牧エリアの水の補充をしていた時に、のっそのっそと大きなお腹の知らない馬がやってきたので手の甲を差し出して挨拶したのですが、そのお腹といい貫禄といいお腹に赤ちゃんがいるに違いないと思ったら、ただ大きいだけだそうで。私のお気に入りのルナという大きな馬がいるのですが、そのルナが小さくみえるほど。でも大きい馬は概してとても気立てが良いのですが、マチルダも例に漏れず、馬房から顔を出している彼女の隣に立っていると、彼女から流れてくるエネルギーがとっても優しくて、ずっとこうしていたいと思うほどでした。
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スタッフの皆さんも、ヤードで一緒に厩務作業をしている障害者の人たちも、私の復帰を歓迎してくれました。ここは私の居場所なんだなあと感じられて、とても嬉しかったです。それに性格を把握している馬たちと一緒に過ごす時間は、体力的にはハードだけれど、心は幸福感で満タン。
9月から労働学生生活が始まっても、ここに来る時間が確保できるといいなあと思っています。そしていつか馬のいる場所に暮らして、馬を相手にチェロを弾くなどという生活をすることを夢見てみるこの頃です。