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海外で思わず二度見してしまい、脳がバグってしまった文字表現

海外を旅していると、不意に妙な日本語表現を目にすることがあります。ちょうど僕たちが英語を使うときに微妙な使い方をしてしまうように、海外の人も日本語をかっこいいと感じて、自由気ままに使っているのでしょうね。その結果、日本人的には「ん?」と笑ってしまう表現や、思わず脳がハックされたような気分になるものに出会うことも。今回は、そんな「海外で見かけた思わず二度見してしまった文字表現」をいくつかご紹介したいと思います!

レベル1:違和感

ここはロンドンの日本食料理店なんですが、店先には「ずるずる」「ガツガツ」といった日本語の擬音表現が大きく掲げられていました。麺をすする時の「ずるずる」とか、ごはんを勢いよく食べてる感じの「ガツガツ」はまだ分かるとして、問題は「うずうず」。食事の場面で“うずうず”って普段あんまり使わないから、日本人としては「え、これどういう意味?」とちょっと首をかしげちゃいますよね。

でも多分、お店側としては「早く食べたくてたまらない!」とか「ワクワクが止まらない!」っていう気持ちを表現したかったんだと思うんです。日本語って、食べ物の音や感覚を表す言葉がやたら多いんです。海外からすると、「とりあえず日本語っぽい文字並べとけばそれっぽくなる!」みたいなPR効果があるのかも。実際、異国らしさを演出するにはこれで十分ウケるようで、現地では大人気だったりするんです。

僕たち日本人が見ると「うずうずはちょっと違うんじゃ…?」とツッコミたくなるけど、海外では「なんかカッコいい日本語!」くらいのノリで捉えられてる可能性大。そもそも、こちらも英語をちょっと変な使い方してることは多いわけですし、お互いさまですよね(笑)。むしろ、この“ズレ”を面白がるのも旅の醍醐味ということで、見かけたらクスッと笑いながら楽しむのが正解かもしれません。

レベル2:一瞬、脳がフリーズ

次に紹介するのは、オーストラリア・ブリスベンで見かけたフードスタンドの看板。そこに書かれている文字を日本人の目でパッと見ると、「ソワ!?」とか「SりSトi?」みたいな、謎のカタカナ&ローマ字ミックスに見えてしまうんですよね。もう脳が一瞬フリーズして、「え、これ何語?」って戸惑ってしまいました。

実はこれ、「Yo! Sushi」なんです。落ち着いて読めば「あ、普通にヨー・スシだ」と分かるんですけど、日本語のカタカナを意識してるせいか、どうしても「ソ」と「ワ」っぽく見えたり、文字の形が「リ」に見えたり。「なんか日本語っぽいけど、でも何これ?」っていうイメージが先に来ちゃうんです。海外の人が「日本語っぽいデザイン」に魅力を感じるのと同じように、僕たちも英語&ローマ字フォントを見たときに、ついカタカナモードで脳内変換しちゃう、という面白い現象です。こんな“バグ”を引き起こす看板が街にあるなんて、旅の思い出として最高です。

レベル3:言語モデル崩壊

続いては、タイ・バンコクのセブンイレブンで見つけた商品。パッケージに書かれているのは「ムエポヨラタレナ」――もう見た瞬間、「え、何これ…呪文?」って思わず目を疑いました。日本語っぽいけど全然意味が通じないし、英語でもないし、とにかく謎が深すぎる文字列ですよね。

実はこれ、「LIME SALT」をタイ語風のフォントでアレンジしたものなんだそう。英語のはずなのに、タイ語と混ざって日本語っぽい雰囲気まで出ちゃっていて、まさに「言葉のカオス状態」。でも、よく見るとちゃんと「LIME SALT」の要素が潜んでいるんです。タイにはこういう文字デザインがいっぱいあって、「ここまで混ぜちゃうのか!」という斬新さが本当に面白い。英語を取り込むだけじゃなく、さらに自国のフォントに落とし込みつつ、結果的に日本語っぽさまで出しちゃうという発想力には脱帽です。文化と言葉が交差するその瞬間に、こんな不思議な“言葉のミックス”が生まれるんだなあと、改めて感心しちゃいました。

番外編:なんの主張や!

最後はゴールドコーストで見かけたTシャツ。ひと目見た瞬間は「普通の無地Tシャツかな?」と思ったんですが、胸元に視線を落としてビックリ。「残高反対」ってデカデカと書かれているんです。「残高を反対」って何に対する主張なのかさっぱり分からなくて、完全に頭に「???」が浮かびました。

もし「浪費反対」や「貯金反対」だったら、ある程度“節約派vs.使いたい派”みたいな構図が想像できるのに、「残高反対」はさすがに意味不明。残高が増えたり減ったりすること自体に反対してるのか、それともそもそも残高があること自体が反対なのか…。考えるだけムダか(笑)

まとめ

言葉って本当に不思議ですよね。日本人にとって、日本語は当たり前のように脳に刻まれています。だからこそ、外国で見かける日本語や日本語風の表現に出会うと、そのイメージが先に浮かんでしまって、一瞬「何が何だか分からなくなる」という経験をするんです。自分でもその感覚にびっくりすることがよくあります。

僕自身、英語はそれなりに勉強してきたつもりです。でも、どうしても根っこは日本人なので、異文化に触れると、無意識に日本語の感覚が優先してしまうんですよね。その結果、脳内でバグが発生して、意味が通じないように感じる瞬間が生まれます。これは、言語の持つパワーと脳がどうやって言葉を処理しているのかを再認識させられる経験です。

そんな脳のバクと混乱が、イノベーションを起こすんだと思います!と強引にまとめてみました。では!

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