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新たな体験満載の舞台が幕を開ける

 どうも、たんたんです。自分の記事は毎月16日にアップされますが、本日7月16日は東京都八王子にある八王子市芸術文化会館のいちょうホールにて、新制作座さんの舞台「泥かぶら」に出演しています。お客さんは中学生です。この泥かぶらは学校の芸術鑑賞的な舞台として公演される事が多いみたいです。

 ちなみに自分がこの舞台を初めて観させていただいたのが、今年1月のこのいちょうホールでの公演でした。

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 この時はまさか約半年後に自分自身がこの舞台に上がるとは思ってもみませんでした。ちなみに皆さんは、学校の芸術鑑賞教室でお芝居を観た経験はありますか?自分の場合は、高校生の時に、シェイクスピアの「ベニスの商人」を観ました(タイトルだけ覚えていてどんな風に芝居してたとかは全く思い出せないです…)。

 はじめの一歩は高尾から

 自分の泥かぶらデビュー日となったのは3日前の13日です。場所は高尾にある新制作座さんの敷地内にある【高尾ホール】です。観客は中学生でした。リアルタイムで目の前で行われている芝居を終始真剣に観てくれてる空気というのを感じ取れました。芸術鑑賞教室としての舞台をやるのも自分は今回が初めてなので、とても大きな一歩を踏ませていただきました。

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 さて、今年の下半期この泥かぶらの舞台が毎月どこかの会場で行われます。それに伴ってこれまでとは違う事を要求されます。

1、大きく動く

 自分が立つ舞台は、どちらかというと100人前後の小劇場な芝居が主なんですが、この泥かぶらの舞台は200人以上は当たり前な舞台ばかりなんですよね。観劇人数が多いということは必然的に会場が大きいと言うことになります。そうすると芝居の表現の仕方が変わってきます。どう変わるかというと、会場が大きくなるとそれに合わせて一つ一つの動きも大きくしなくてはいけません。そうしないと後方のお客さんは何をやっているのかわからないからです。この時に注意したいのは、動きを大きくする事に気を取られて相手役との感情のキャッチボールを疎かにしてしまう事です。こうなってしまうと観客に【私は今怒ってますよ〜】という説明的な動きを見せるだけのジェスチャーゲームになってしまいます。

2、目を開け!

 劇場が大きいと客席の後の方からみると役者は小さいから目元なんて見えないと思うかもしれないんですが、目の部分に照明の光が入ると目がキラッと光るんですよね。なので、目をカッと見開くと大きな劇場でも、後方の列のお客さんにその目の輝きが見えたりします。でも、自分は目が悪い(裸眼だと両目とも0.01)ので、裸眼だと目を細めてみるのが癖になってるので稽古中も何度も目の指摘は受けました。それで、目を大きく開ける対策の1つでコンタクトレンズを久しぶりに購入しました。これで距離が離れている相手もよく見えるので、目を細めないで済むようになりました。

3、発声する認識をもっと広くする

 劇場が大きくなれば、発声もその分大きくなります。が、この時に【声を大きく出す】という認識だと身体に無理な力が入ってしまい、喉を痛めてしまいます。ではどういう認識なのか?それは【会場の広さを認識する】ことです。

客席の最後列の左端から舞台の右端を見る。

客席の最後列の右端から舞台の左端を見る。

次に舞台の左端から客席最後列の右端を見る。

舞台の右端から客席最後列の左端を見る。

という事をやって、身体に会場の広さを認識させてあげると発声して出された振動が最後列まで届きやすくなります。明確に意識するというのは大事な事です。

8月の上旬にも泥かぶらの舞台あるので、7月、8月の舞台の事も含めて書き連ねていく予定です(予定は未定であり、決定ではありません)。

#わたしと演劇とその周辺 #俳優 #演劇 #泥かぶら #新制作座

 

 

丹 聡の記事はこちらから。
https://note.com/beyond_it_all/m/md0553cf55e30


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