あの日
私は広い草原の前に立っていた
遠くには街が見える
あなたはその街の
角のお店で働いていた
私は数件隣の店に
お届け物をするのだけれど
あなたの店に立ち寄るのが
いつからかとても楽しみになっていた
あなたは何でも知っていて
あなたは何でも教えてくれて
あなたはいつもクールで
そして優しくて
その街に行く前の晩は
楽しみでご機嫌だった
そんな私は幸せな家庭もあった
埃っぽい街
白い建物が並ぶ
あなたは異国の人だったようだ
名前は聞いたことのない言葉
私は街に行く時は
お洒落をして出かける
あなたに会うために
そしてそれをいつも喜んでくれた