Signsの歌詞について その2
2ndシングル “Signs” 5/23にSpotify, Apple Music, Youtubeなどから本格的に全世界に向けてリリーススタートします。
前回、歌詞の概要をチラリとこちらに書きました。
参照:
が、今回は歌詞と日本語訳を全部公開して、私がこの曲で表現したかった事、意外な展開について解説したいと思います。
Signs
You slashed me with your shiny dagger many times
Every single piece shattered on the floor
It’s the signs, ah the signs
There’re no chains tied me up
I can step out anytime
I’ve finally found a key for the door
I got to go
It's the signs, the signs
This game is over
I’m awake and sober
A canary trapped in a cage
Just dreaming
Go and fly higher
To a new adventure
There’s no impenetrable wall of this world
I got the signs!! The signs, the signs
I’m trying to climb a tiny ladder every time
Never let anyone tear me down forever
I’ll be fine, be fine
A blaze in my eyes, burning up
It turns on everywhere
I’ve finally found my power to soar
I got to go
It’s the signs, the signs
This game is over
I’m awake and sober
A canary trapped in a cage
Just dreaming
Go and fly higher
To a new adventure
There’s no impenetrable wall in this world
I got the signs!!, the signs, the signs
My heavy burden is slipping off my shoulders
It's buried deep, deep down in the ground
Cause It’s the signs, the signs
I've thrown out all my heavy stuff
My heart is free as light as a feather
There’s a bullet loaded in my heart
I‘m ready for it anytime
I’ll give an incredible blow to this world
I got the signs!!
Signs【日本語詞】
輝くナイフで何度も切りつけられ
床の上で粉々になったピースの数々
それはサイン、それは兆し
私を縛る鎖はない
いつでも外に出られるのよ
ドアの鍵を見つけた
もう行かなくちゃ
それはサイン
このゲームは終わり
私を起こして酔いを醒まして
檻に閉じ込められたカナリア
ただ夢を見続けていただけ
高く飛んでいけ
新しい冒険へ
この世界に突き抜けられない壁はない
私はサインを手に入れたわ
いつも小さなハシゴを登ろうとトライしている
もう誰にも私を壊させない
私は大丈夫よ、大丈夫
私の瞳の中の炎が、燃え上がる
どこまでも燃えていく
やっと見つけた 自由に羽ばたくための力
サインを手に入れたよ、サインを
このゲームは終わり
私を起こして酔いを醒まして
檻に閉じ込められたカナリア
ただ夢を見続けていただけ
高く飛んでいけ
新しい冒険へ
この世界に突き抜けられない壁はない
私はサインを手に入れたわ
私の重荷は肩から落ちていく
地面の奥深くに埋めてやる
それはサイン
重い荷物は全部まとめた
私の心は羽のように軽く自由だわ
心には弾丸が装填されている
いつでも準備万端
世界にすごい一撃を与えてやる
サインを手に入れたの!
以上、全文と日本語訳です。
コレを書いたキッカケは友達から聴いたモラハラについてです。
詳しくは書けないけれど、私の友人の彼はささいな事でも、すごい勢いでしつこく説教をして、最後に「僕を愛してないのか?」と迫ったり、始終、何処にいるのかとメッセージを大量に送信して彼女を縛るような行動を取っていました。
それを聞いて「別れなよ」と当然の如く彼女に言いましたが、事はそれ程簡単では無く、言葉で捩じ伏せられてしまうこと。
仕返しが怖いこと。彼女は苦しみながらも、独りになるのが怖い、と悩んでいたのです。
周りが思う程、そのような愛着障害のある人との関係は大変難しいです。
私は少しですが、臨床心理学を勉強していました。
そしてモラハラから共依存の関係や毒親との愛情のもつれ等については大きな問題だと捉えていました。
今の社会の中で自尊心を取り戻し、自分自身が自らの人生を手に入れることの難しさと大切さをいつも考えていました。
この事がきっかけで、彼女を励まそうと思って作った曲がこの “Signs” です。
良くも悪くも何らかの兆候(Signs)があったら見逃さないで、自分を一番に大切にすること。
自分の意思の力を信じること。
そして行動に移すこと。
人はなかなか変われないものです。残念だけど、一度でもそういう関係性に陥ると自尊心がまず失われます。
自由はいくらでもそこにあるのに、自らを鎖で縛ってしまう。それは一種、呪いのようなものです。
そこから脱却するには相当の痛みを伴うけれど
もし、自分自身を信じることが出来たなら
一つでも行動に移せたなら
少しずつ自分を取り戻せるはず。
そんな想いを歌詞にしました。
私が英語で書く理由も多分に含まれています。
日本語ではこのような長い話を書くスペースが音楽の中に存在しない。
何故なら一つの音符にひとつの文字しか当てはめられないから。
英語なら一つの音に複数の意味を持つ単語を一つは入れる事が出来ます。
結局、出来上がった歌詞を読んでみて、プロデューサーにも指摘されましたが、「これは特定の人への歌ではなくて、人生に悩む人や親子関係、私のように病気でなかなか日常生活が困難な人たちへの応援歌じやない?」
確かに読んでみると、まるでそれは自分宛に書いた手紙のような感じです。
そんなわけで、プロデューサーからは歌へのアグレッシブさをかなり求められました。
私のソフトな声では難しいから、他の人に依頼も出来たけれど、初めてこういうアップテンポでファンキーなロックに挑戦する機会を持てて、結果的にはとても良かったと思います!
コレを読んで曲を聴いてみたくなった方は先行リリースのBandcampからお聴き下さいね!
以下、リンクです。