愛しきフェイスタオルの話

私はタオルが好きだ。

特にフェイスタオル。

その中でもとくに、大好きなバンドのグッズとして売り出されてるフェイスタオルが好きだ。

ライブの物販ではほぼ必ず購入してしまう。

ライブ中はもちろんだが普段の生活の中でも普通に使う。

若い頃は「このバンドが好き!」というアピールで持ち歩くこともあったが、最近は本当に普通にタオルとして使う。

大好きなバンドのお洒落なタオル等は「もったいない」という気持ちから使用するのを躊躇い、ライブ専用にするんだ!とかなんとか言ってタンスの肥やしになったりするわけで。
結局ライブに行ったら新たなグッズとしてまた新たなお洒落なタオルが販売されたりなんかするわけなので、普通に使うことにしたわけである。

普通に、と言うのはまぁ作業だとか軽いスポーツをする時に首に巻き付けて汗を拭いたりだとか、出かける時に鞄に忍ばせて手洗い後に使用したりだとか、まぁ普通にである。

あと我が家では枕の上に敷いて枕カバーのような使い方をしている。
それを敷いてあることで柔軟剤の匂いだとかタオルの柔らかさだとかを肌に感じてよく眠れるような気がするのだ。

旅行先等でも愛用のフェイスタオルを多めに持参して一枚は枕用として使用しているくらいである。(それがないと安心して眠れない…)

そんなふうにありとあらゆる場面でヘビーユーズしているので洗濯の頻度も高いが故に色褪せや穴あきも頻繁に発生する。

他所のご家庭ではそのような穴あきのタオルなんぞ、雑巾のような使い方をされて最終的に捨てられるのかもしれない。

しかしだ。

元々お気に入りのタオルである。

簡単に捨てるわけにはいかない。

いや、捨てられないのである。

なので私は相変わらず、大きな穴の空いた、色も本来の色がわからないレベルにまで色褪せてしまった、ふわふわ感なんてまるでない、ペラッペラになってしまった、大好きなタオルを愛用している。
(因みにそのようなお気に入りの愛用タオルは何十枚とあるのでローテーションで使用w)

穴が空いていても、色が褪せていても、ペラペラでも、

自分と歴史を共にしたボロクソのタオルのことが大好きなのだ。

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