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副隊長シリーズ⑤雀部長次郎忠息篇

 どうもべっちょです。


雀部さん、一番最初に書いてたんだがあまりにも考察材料が増えすぎてどんどん公開しづらくなっていったのでここでいったん供養します。


寝かせすぎた記事

■プロフ

[所属]護挺十三番隊 一番隊初代副隊長
[斬魄刀]厳霊丸(ごんりょうまる)。
[解号]「穿て」(原作最初には「濡らせ」だったのを変えたのは、他に「濡らせ」を使わせたい死神が居たからだったと思われる。映画とかアニメのオリジナルストーリーでも使いやすそうだしね!)
[卍解]黄煌厳霊離宮(こうこうごんりょうりきゅう)
年齢(何千年も生きている死神が居る時点で余り意味ないが)数千歳(少なくとも二千歳以上)
[身長・体重]不明


■ジジ専(ひどい)

〇信頼の塊

千年血戦編で最初に殺された副隊長。
山本元柳斎重國前総隊長の一番の理解者であり腹心。
他の隊長(朽木白哉)からも「隊長になるべき方だった」と言われるほど。白哉は基本的に…というか、例外なく格下(家格、席格ともに)の死神は呼び捨て(護廷十三隊の一番隊は総番なので、一番隊副隊長が他番号の隊長と同等の可能性もあるにせよ)だし、いくら年上にも身内以外に「方」なんて敬称をこれ以外に付けたことがない。
護廷十三隊発足前の二千年以上前から山本前総隊長との付き合いがあり、現総隊長(京楽春水)が護廷十三隊に入る前(というか産まれる前)から卍解を習得している。既にこの時には「修練」済。

〇不遇の塊


ちなみに初登場時は一護にワンパンで倒されているが、これが不遇と言われる一番の原因。一番不遇なのは沖牙さんだけど(沖牙さんと射場さんはセットで書きます)。
これについて「なぜ卍解を修得しているのに解号を発しているのか」という厳しい突っ込みがあるのだが、どう考えてもオサレだからとしか答えようがない(師匠…とは名乗らせる機会があれば必ず名乗らせるので)んだが、せめて苦しい言い訳をするなら、英国紳士に影響されているので、時間が無い中でせめて斬魄刀だけでも名乗らせてあげたかったんじゃないかな…

というか少年漫画なんだから当たり前なんじゃないかな…


原作漫画では出番がほぼ無く(というか苗字すら出なかった)、千年血戦編で卍解を奪われ殺されている不遇の副隊長だが、それが原因で、ガチ切れ山本元柳斎重國が卍解を奪った滅却師を瞬殺している(そいつがしっかりと使いこなせていなかったことも原因だが)。
アニメでは千年前の恐ろしい活躍(夜中に見たらこわかったのでみんなは昼に見ようね)と卍解の真の能力が明かされ、「山本総隊長の額に新たな傷を付けることが出来た理由」も間接的に明かされている。






































■ここの段落から下はネタバレ(&かなりの推測というか憶測)注意!



〇冬獅郞と同レベルの「努力の才能」


元々雀部の始解はレイピア形状で雷撃を飛ばすという能力の速度重視タイプだが、当時から死神最強だった山本には始解ごときで敵うはずもない。
それでも何十回と挑んでくる雀部に対して「一ヶ月で卍解を修得してみろ」と無理難題をふっかけたところ、なんと本当に一ヶ月で卍解を修得(天才)し、しかも修練もした(天才どころの話じゃない)ので後述の能力で傷を付ける。裂傷+火傷を同箇所に受けたので、消えない傷になったと考えられる(片方の傷は若い頃に受けた喧嘩傷だと思う)。その後も雀部は山本の右腕として恥じないように修行を重ねたということである(ユーハバッハが真っ先に始末したのも大いに頷けるレベル)。 


■戦力スペック

〇千年前の活躍がヤバい

これ、是非ともアニメで見て欲しいんだけど…
「死体の山の中に身を潜めて総隊長が攻撃する決定機を作った」
いや、死神というか、スナイパーというか…殺し屋というか…ゴル…デューク東郷というか…
かっこよすぎるのでアニメ見て!ヤバいから!(語彙が浮かばない)
あと、卍解したら多分阿散井レベルは瞬殺です(後述)。


〇斬拳走鬼(生命を司る電気を操る特殊な卍解の為、推測も含めて斬以外はひとまとめにします)

〇斬

そもそも剣術の能力は厳しい鍛錬で高い。
そしてアニメで明らかになった、真骨頂の卍解、黄煌厳霊離宮(こうこうごんりょうりきゅう)。声に出して読みづらく、そして長い卍解(平子のは読みやすいし本人の性格に合ってるよね)。

能力:自身の周囲の気象を操作し雲を発生させ、上十一条・下一条(天から地へ落ちるのが十一本、下から上へ登るのが一本と言う意味。「条」は細長い物に対して使う計数単位by goo辞書)の雷を発生させ、その状態から任意の場所に雷撃を放つ。
※ちなみに、この落雷の仕組みは科学的に正しいそうです。

これだけならまだ氷輪丸のように始解の上位互換で、「使い勝手は良いが、対処が簡単な卍解」で終わるんだが、オサレ師匠が格違い(隊長格をとうに越してるレベル)の副隊長に、例え後付けだとしてもそんな安直なことをするはずがない。

〇この卍解の神髄

その雷を斬魄刀に纏わせ、対象の相手に当たったときに電撃による追加攻撃が発生+超高速攻撃(電気による肉体活性によるもの)が可能となる。
めっちゃわかりやすく言うと、斬魄刀を使った雷属性の瞬閧(瞬閧を知らない読者はさすがにおらんと思うが、万が一知らんかったら原作108回読み返せ)を直接体内にブチ込むという荒業を限界まで連発出来る。恐ろしいわ!恋次が双王蛇尾丸で挑んできても、スピード差がありすぎてリーチの差を活かしきれないので恐らく二撃で負ける。

というものです。

で、ここまでが2000年以上前の雀部。 

なんと、その後も修行し続けてきたという描写がある。

つまり、これが修練したばかりの能力、かつまだまだ先がある可能性が十分に考えられる。

〇応用性

そもそも「雷を斬魄刀に纏わせ」ということは、それ以外の場所にも纏わせることも可能だという推察も可能
根拠として、
「始解に至るまでに浅打との対話が必要」
「卍解に至るまでには斬魄刀の具象化、斬魄刀の屈伏が必要」
この二つを掛け合わせると、
「屈伏させた斬魄刀に命令が出来る」。
これが出来ると考えられる。だって、修練してからも2000年修行してるんだよ?もはやマブダチだから多少無理聞いてくれるでしょ。京楽さんも斬魄刀とマブいし。
白哉の無傷圏も斬魄刀にこれ以上自分に近寄るなと「命令」している。
零番隊の二枚屋王悦は「具象化した」浅打に「命令」をしている(斬魄刀の生みの親という特殊な例を出して屁理屈っぽくなってるけど)。
具体的には

・「斬拳走鬼」全てに纏わせる(少なくとも「斬」「走」に関しては「2000年前の時点で」卍解そのものの能力で可能なのはアニメで確認済)ことが可能であるのであれば、間合い以上に入られた際(レイピアは「長い細剣」なので、鍔迫り合いで斬り伏せるのに向いていない)ので、接近戦になった場合、白打で相手に雷撃を当てて怯ませたり(と言うか雷速のジャブだけでだいたいなんとかなりそう)、更に修練を重ねたのであれば、それこそ電気の速度(秒速10万km)で移動で白打と剣戟を併用しながら雷撃を放つことさえも出来る可能性もある(これにより相手の神経に電気を流して不随意運動させる効果があるとも考えられる)。隠密機動が泣くレベル。

・「鬼」の鬼道にまで応用が可能なのであれば、「赤火砲」等の破道の発動させてからの速度を雷速もしくは、超高速詠唱で九十番台の鬼道を完全詠唱で発動しうるorその両方が出来る可能性がある。鬼道衆が泣くレベル。

・脳の電気信号を異常活性すれば、斬剣走鬼全て同時に出来ることも…?いや、流石にそれはリスクが高すぎるか…


■更なる仮定

〇コンビネーション

そして何より特筆すべき事項は、他の斬魄刀との組み合わせの可能性である。特に(大紅蓮)氷輪丸。

氷輪丸が「冬獅郎から漏れた霊圧で雨や雪などを降らす」ことが出来る(自然現象であれば霊圧不要)斬魄刀であるので、当然雲から雷を呼び出す黄煌厳霊離宮の発動範囲が広がる。つまり「雲を媒介にして卍解が発動する」雀部なら、氷輪丸の雲で即卍解と能力を発動できる可能性が十分にある(大紅蓮氷輪丸の「地水火風全てを氷結する」に「雷」が無いのは何故?と言う疑問からこれが生まれました(地水火風は仏教での「この世を構成する四大元素」と認識されていて、光と同列である雷は元素でないと見なされているからかも知れないけど)。なお、ルキアさんは「天地」を氷結できます。これが何を意味するのかまではわからぬ…すまぬ)。また、雀部が卍解した際の雷雲から氷輪丸の遠距離技を使うことも可能であると思われるし、雀部は地面からの雷撃も可能。もし可能であれば(というか、雲と雷の性質上可能なので)、この二人のシナジーは護廷十三隊の中で一番かもしれない。天才同士は惹かれ合う…

あ、仮定の話がなくても檜佐木修兵の風死絞縄との相性も抜群です(雷速でトドメを刺せるので)。

というか、雑魚相手なら雷撃による援護だけでだいたいどうとでもなるから非常にユーティリティな斬魄刀なのよね。

そして更なる可能性として…

〇他人への肉体活性付与

当然何かしらの制約を設けるとは思うが、万が一これが出来るとなると護廷十三隊全員とんでもねぇ速度で動けてしまう。夜一さんと砕蜂が相対性理論を超越してしまうし、更木剣八が剣圧だけで人間界も霊王宮も破壊するまである。
筋肉に電気を流すって、筋電図やったことある人ならわかると思うが、鍛えていない普通の人でもとんでもない速度で弛緩と収縮するし、漏電したコンセントを触って感電したことがある人ならわかると思うが、アホみたいな力が出るからな?(感電したことある人が俺以外にどれだけ居るか不明だが)
只でさえ鍛えている死神が任意にあの速度で動けるとなると…?
というか、これが出来るから総隊長の右腕として側に居続けたんじゃないの?総隊長が頑固だからやらなかっただけで(もしこれが出来るならあのジジイアホ過ぎるだろ。愛染倒せてたぞ)。


〇電気振動

これは…俺、理系じゃないんで(定番の逃げ口上)詳しくは解説できないんだけど、超音波カッターを思い浮かべてもらうとわかりやすいかな…
切る対象に刃を当てて、毎秒4万回の振動を加えるだけでプラスチックが「溶けて切れる」という便利かつ危ないものなんですけど…

雷の放電量って平均800GW(ギガワット)なんですって。

固有振動波数が計算できないので有識者の方々、仮定数使って計算お願いします。
2000年以上鍛え抜かれた体からの斬魄刀での一閃が超音波振動であるなら骨なんて豆腐より柔らかく感じることでしょう。
上述の通り「屈伏させた斬魄刀」に蓄電能力」があったら一護がイチゴよりやわらかく感じることでしょう。


■防御面

〇雷速というロマンとデメリット

相手(滅却師)に光を操る奴と未来が視える奴が居たのでこいつらだけは相性悪いんだけど、「修練を重ねた」のであれば…

制御出来るレベルで雷速で自由に動けてもおかしくなくない?
いや、当然反動と制約も凄いんだろうけど…使用後しばらく動けないとか筋肉が断裂するとか…
市丸ギンに対する完全メタである。刀が伸びる速度より588倍ぐらい速く動かれるとか慣れの問題ちゃう。

あと、相手の攻撃に対して脳に電気信号で自動命令を出して避けるとk…

あ、これはキルアだな。

あとは相手の直接攻撃に対しての雷撃カウンターはロマン。グリムジョー相手なら楽勝で圧倒できたまである。

あと、これちょっと思ったのが、愛染の能力が「催眠」ではなく「完全催眠」だったのは、「催眠」なら多少の後遺症が残ってでも雀部なら脳に信号を流して解除できたんじゃないかという妄想までしてる。

問題は肉体活性をどこまでコントロールできるかによるけど、修行、修練を重ねたのであればあり得ない話ではない。

当然全て仮定の話(山本前総隊長の額の傷は恐らく間違いない)であるが、可能であればロマンの塊である。活躍の場が無かったのが本当に、本当に悔やまれる副隊長(ルキアよりも狛村わんより間違いなく強いのに副隊長)である。

ちなみに、山本前総隊長への忠誠という意味では狛村わんわんおと射場さんに似たものがある。原罪にて獣に変えられた先祖が何をしでかしたのかは…霊王絡みだな…


■おわりに

何故こんな文字数まで記事を書いてるのかって?俺はただ単純にペペ様の為に…(雀部さんの能力と過去は様々なピースがバラバラに散らかっていて、なおかつ小説でも補完できていないのでどうにもならん。成田良悟さん、Fate完結させてオサレ先生ともっかい組んでくれ。さすがに未消化がすぎる)

作者である久保帯人先生に敬意を表し、質問権を1000ほど要求します。

ではまた。

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