アート=神の見えざる手をちょっと深堀り
どうもべっちょです。
いくらなんでも気になりすぎてちょっと100回ぐらいリピートで聴いてみたんだけど…
・なんだろうこの曲…
・曲自体に意味はあるのかというところから
あ、前段はこれてす
・異彩なのかどうかから話は始まる
「So Let's get truth」以来の直接的な歌詞って書いたんだけど…なんか違うなと。
全体的にアルバムのコンセプトは無いんだけど、この曲、Queenの「Bohemian Rhapsody」と似てるんだよね…
あっちは敬虔なキリスト教徒が罪を犯してしまったことに対する贖罪、後悔なんだけど、この曲って「罪を犯したことに対する言い訳」と「同情を誘うことと思考の放棄」を出しながら「世の中で起きていることと、自分が起こしたことを全てを他人のせいにしながら逃れよう」としていながら、支離滅裂にそれを『アート』と表現している。
「弁護士」には自分の「身の上話」を、神には「愚痴」を話して、自分の心には「世俗で起きていること」を思い浮かべて、全てをごちゃ混ぜにしてから歌詞にしてぶちまけて「アート」を完成させようとしているけど…そんなものに価値はないとわかっているんだろうね。
・リズムと符割り
これも異色ではあるんだが、まあ、あくまで「Mr.Childrenの中では」珍しいってだけなので。
サンプリングを使っていないヒップホップ、あるいは鍵盤の部分はジャズチックだし。リズムマシンを使って面白そうなことをしたなぁって感想。
・この曲の「ミクスチャー要素」
上述した2つの要素をミックスした結果、「味も意味」も「脈絡も脈」も「性質も性」も無い曲に仕立て上がった「寿限無のような詞遊」かなって。
ただ、寿限無って「名前」は縁起物の羅列なんだけど、この曲は不幸物の羅列なので、そこも「弁護士の象徴である公正な天秤」、「罪の重さを測る天秤」でまぜこぜにしているのかなぁ…ここはちょっとわからない。この曲に旧約聖書の「神」もいるのかは不明なので。まぁ、弁護士の天秤ってそこから来てるから「神と人」ともかけているのかも。
・ってかね、面白いところ
いや、大したことじゃないんだけど、「20リピート目ぐらいからなんか面白くなってきて、30リピート目ぐらいから中毒に陥る」って感覚になってくるんだけど、スルメ曲じゃないというね(スルメ曲って依存性があるからね。これは比較的気軽に聴ける…よ?)。何なんだろうこの曲。自分の中の狂気がシンクロしてきているのかわからないけど面白い。
■ってか…
これって「曲」なの?
っていうところから始まって、結局そこに帰結するの。
これが最高にロックなのよ。ジャンルとしての「ロック」じゃなく、動的なロックね。
内省的なのかもよく分からないし、曲としてのジャンルを分ける滑稽さを再認識した。
おわりに
まだ聴き始めて浅いんだけど、なんか…いいよねこの曲。飽きない。
まあ、俺がミスチルの引き出しから色んな曲を持ち出して、他のジャンル(アメリカンポップとかブリットポップ(U.Kポップね)は弱いんだけど)とも併せて因数分解…というか「頭をブン殴られた」ぐらいの衝撃を受けて理解しきれない曲が出てきて嬉しいってのが大きいかな。まだ「若い」のがわかったので。Mr.Childrenも俺もお互いに。
ではまた。
#Mr_Children #ミスチル #miss_you #アート_神の見えざる手 #音楽レビュー
「名もなき詩」(ボソッ)
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