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恋焦がれたチャーハンを食す:こだわりとコスパのバランスを考える

■メディア戦略にハマった日

 ようやく、目当てのチャーハンを食べられました。職場近くの飲み屋で、週三日だけランチで提供しています。ひと月ほど前にYoutubeで、この店の動画が流れてきました。

 以来、ずっと気にはなっていたのですが、開店時刻の11:30には、すでに行列ができてしまい、限定40食なのですぐに完売してしまいます。

最後の人は看板係

■最終日にようやく出会えた逸品

 実は、近場のオフィスは本日をもって移転となるため、まさにラストチャンス。ランチタイムをフライングしての三回目のチャレンジ。なんとか20番目で入店できました。

夜も飲みに来たい!

 店主が一人で作っているため回転が鈍く、並ぶこと1時間でようやくたどり着きました。

 待たされた分だけ期待値も高まりましたが、それを超える満足感でございました。

コシヒカリですって!

 チャーハンで、コメのうまさを感じるのは初めてのこと。チャーシューにも手間をかけられた深みを感じます。スープも美味い。

 なんでもチャーハン好きの店主が、2年間の研究の末、作り上げたものだそうです。そのこだわりは伝わってきました。

■コスパじゃないとこに人は集まる

 このクオリティーで700円。たぶん利益は出ていないと思われますが、そこじゃないんでしょう。運営面でも効率化の余地はありそうだけど、やっぱりそこでもない。

 なんとなく、筆者が思い描いている店に通じるものがあります。レベルは雲泥ですが。

 なんでもかんでも、マクドナルド化すればいいってもんじゃないですしね。

■生きる活力を取り戻す

 自動化、マニュアル化、無意識化を極力遠ざける生き方が、「生の活力」を取り戻すための、筆者の基本戦略です。

 面倒くさく、回りくどく、手間暇かけることにこそ意味があり、そこに活力が生まれます。味だけじゃなく、そこに人は惹かれるんでしょう。

 久しぶりのチャーハンで、軽く胃もたれしてますが、これも生きてる実感でございます。

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