見出し画像

別海町の簡易軌道: 鉄道好き必見の秘境路線

北海道・別海町をかつて走っていた「殖民軌道」は、戦後に「簡易軌道」と改称され、地域の発展を支える重要な交通手段として役割を果たしました。そんな簡易軌道が、今も鉄道ファンの心に響き続けています。

殖民軌道から簡易軌道へ

この軌道はレール幅わずか762mmで、JRの線路幅1067mmと比べると狭く、それが故に建設が容易で、客車などの導入費用も安く、北海道各地に建設されました。主に開拓のために入植した人々の移動や、物資の輸送を目的とした軽便鉄道で、戦後になると社会情勢の変化に伴い、名称が「簡易軌道」に変更されました。

簡易軌道は、そのスローな運行速度と、地元の人々に親しまれた白と赤色の車両デザインが魅力の一つです。その軽便鉄道ならではの小さな車両と短いレールは、模型鉄道のような可愛らしさを持っています。

加藤製作所B型ディーゼル機関車と後ろはミルクゴンドラ貨車

ペーパークラフトで蘇る簡易軌道

鉄道好きにとって嬉しいのは、この簡易軌道を自宅でも楽しめるペーパークラフトの存在です。今も奥行臼に展示されている客車等を制作された「株式会社釧路製作所」さんのHP**こちらのリンク**からダウンロードできるペーパークラフトは、簡易軌道の車両をリアルに再現。細部までこだわったデザインで、鉄道好きはもちろん、ペーパークラフトが好きな人にも楽しんでもらえる内容となっています。

ペーパークラフトを組み立てることで、往年の簡易軌道がいつでも手元で蘇ります。鉄道の歴史を感じながら、思い出を形にできるこのペーパークラフトは、別海町の簡易軌道の魅力を今なお伝える素敵なアイテムとなっています。

釧路製作所自走客車

鉄道ファンに捧げる「小さな巨人」

1925年に殖民軌道根室線として厚床ー中標津が開業し、標津線の開業などで変遷を重ね、1971年に全線が廃止となった簡易軌道ですが、その遺産は今も別海町の歴史に刻まれています。馬鉄から内燃機関へと進化し、地域の方々に親しまれたこの路線は、鉄道ファンにとって特別な存在であり、ペーパークラフトを通じてその魅力を再体験できる機会です。

転車台も残されています

オクユキウスクラブにて最新情報をアップしています。
是非フォローしてください。
別海町地域おこし協力隊 大谷

オクユキウスクラブ インスタ

いいなと思ったら応援しよう!