神様の話
好きな言葉や歌詞に心を救われる。
そう言った経験はとても貴重である。
前提として、その言語の使用者でなければいけないし、そこから自分に刺さるという超ニッチな針の穴のようなところをすり抜けなければいけないからだ。
知らない言葉では感動できないし、
知っていたから感動できるとも限らない。
そう考えると自分に刺さり続ける言葉や詩を書き続ける人というのは神にも等しいのかもしれない。
おそらく、自分の中で最も神に近い存在は神様はSUPER BEAVERであるだろう。
ただ、なぜ好きか?と聞かれると正直よくわからなかった。なんとなく、とても暖かくなる。彼らの音楽が刺さってくるのを直感的に感じていた。
しかし、ふと気になった。
なんで彼らが好きなのか。
一度考えてみる。
そして、曲を聴いてみる。
ちょっとあったかくなる。
そうしているうちになんとなくわかった。
彼らは私を私として見ている。
オーディエンスの中の1人としてではなく、
1人の個人として。
そして、どこまでも真っ直ぐに伝えてくる。
驕らず、背伸びせず、
自分のありのままをありのままで。
そう言うバンドを生業とし、聞く人に対してある意味命をかけて伝えてくる姿勢というのが、刺さるのではないだろうか。
自分はどうだろうか。
正直にいえば、
背伸びできるタイプでもないし、
カッコつけてそのままカッコつけきった
イケメンプレイはできたことがない。
ちょっとだけシンパシーを感じていたのかもしれない。
そこにシンパシーを感じるのが1番の驕りかもしれないが。
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