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べてるの家のオンラインマガジン「ホップステップだうん!」 Vol.302




・ミスターべてるの早坂潔さん 江連麻紀

べてるまつりが終わりました。
今年は参加できませんでしたが、撮影させていただいたミスターべてるの早坂潔さんのインタビュー動画が会場で流れました。

早坂潔さん
「40年振り返っていろんなことあったけどよく生きてきたなって。40年経ったけどなんも病気はよくなんないし。でも生きるっていうことだけ覚えていたなっていうか。死なないでよく40年も仲間とわいわいしながらべてるの仲間と一緒にきたなって。」

写真は、インタビュー撮影が終わって浦河教会の前の坂道で向谷地生良さんの車を待つ早坂潔さんです。

・文/写真:江連麻紀


べてる創立40周年ムービー


・応答せよ、大人たち。子ども当事者研究のすすめ2  コトノネVol. 51

特集に「応答せよ、大人たち。子ども当事者研究のすすめ2」が掲載されています!

コトノネHP(送料無料)

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・日本精神障害者リハビリテーション学会 第31回東京お台場大会のご案内

学会名称:日本精神障害者リハビリテーション学会 第31回東京お台場大会

テーマ:多様性と調和 ~台場シティで調(ととの)う~

会期:2024年12月14日(土)~15日(日)

会場:東京有明医療大学(〒135-0063 東京都江東区有明2丁目9番1号)

参加者数:約1,200名

開催目的:本会は精神科リハビリテーション学に関する研究発表、連絡、提携、及び研究の促進を図り、これらの進歩、普及に貢献することを目的とする。

大会長:肥田 裕久(医療法人社団宙麦会ひだクリニック 理事長/院長)
副大会長:角田 秋(東京有明医療大学看護学部看護学科 教授)
佐々 毅(医療法人社団宙麦会ひだクリニックお台場 院長)実行委員長:中田 健士(株式会社МARS 代表取締役)

主催:日本精神障害者リハビリテーション学会

・参加登録受付中!

精リハ学会は、2010年に浦河でも開催した学会です。
今年の東京大会はべてるからもメンバー・スタッフがたくさん参加する予定です。みなさん、東京・有明(お台場)でもお会いしましょう!

●新刊「弱さの情報公開」

2023年10月発売の最新書籍です。
2020年に発売しご好評をいただきました「弱さの研究」の続編。
不寛容な社会での孤立と孤独「つながり」を考える。

一部では、カーリング日本代表の吉田知那美選手とべてるの家の人や
向谷地生良氏との「強さと弱さ」についての対談。

二部では人と人の「つながり」を各章で考察、依存症、認知症の孤独について、本当の「つながる」ことの意味を考える。

<目次>
まえがき―「弱さの情報公開」の源流 
一部 弱さの情報公開
一章 弱さの情報公開 
二章 弱さを認める 
三章 行き当たりバッチリ 
二部 つながる
四章 わたしが「ダメ。ゼッタイ。」ではダメだと思う理由 
質疑応答 
五章 「認知症と繋がる」ということ 
六章 あいだは「愛だ」 
七章 地域と人と苦労で繋がって(向谷地生良氏最終講義) 

●大反響増刷中!
『子ども当事者研究 わたしの心の街にはおこるちゃんがいる』

本体価格:990円+税、出版社:コトノネ生活



・「北のバラバラな日々」(55)笹渕乃梨


笹渕乃梨(ささき・のり) 自己病名は『境界線ぐちゃぐちゃ症候群サトラレ型変化球言葉タイプ(現在は枯れている)』

北海道で小学生の娘と二人暮らしをしている。趣味はゆるめの野遊び、スキー、工作、手芸など。精神科のお医者につけてもらった病名はうつ病とADHD。現在は無脳薬で約3年。

「子ども当事者研究」、「子育て当事者研究」、「なさ親」などで活動中。22年4月より「nasaLAB(なさラボ)」のWebラジオ「つまり、きりがないラジオ」パーソナリティ。

「nasaLAB(なさラボ)」の登録はこちら↓



・ありす便り 〜チームラボ・ボーダレス麻生台(Team Lab Border less)〜

10月に入っても猛暑日が出る今日この頃ですが、みなさんいかがお過ごしですか?

かと思うと急に5度くらい下がって季節並みの温度になったり、なんだか天候に振り回されていますよね。

気温の寒暖差に弱いありすはてんてこ舞の日々です。

さて、今回は友達に誘われて、「チームラボ・ボーダレス麻布台」に行ってきました。ご存じの方も多いのではないでしょうか?

私は初めて聞きました。

プロジェクション・マッピング(Projection mapping)の美術館なのです。が、部屋と部屋の境がない。部屋から作品が飛び出して次の部屋につながっている。とても不思議な館でした。鏡の部屋にプロジェクション・マッピングが投影されていると奥行きがわからなくなり、不思議な感覚に包まれます。

映像が常に動いているので、ついついすいこまれてしまうような不思議な感覚になります。菊の花が咲いて花びらが散ったと思うと他の形になったり、とにかく口で説明するのがとても難しい。

体験するしかない、というところです。

私は二つ気に入ったところがありました。一つは一番大きな部屋で、片隅になめらかな岩山のようなところがあります。映像はそこをも、床をも含めて全体に上から降りてきます。それはそれはきれいで、見事で、みんな座ったり、立ち止まったりしてながめ行ってました。私たちもしばらく映像に魅せられて座って眺めていました。

小さな岩山は子供達、もしくは大人も、格好の滑り台として活躍していました。ちょっと騒がしかったかな?

次々と変わる映像を見ながら写真を撮る人、ただ眺めている人、滑っている子供達。平和な光景です。

来ている人は半分くらいが外国の方でした。英語を聞くと、すぐ英語で話したくなるありす、ぶつかると

”Sorry!”

などと言っておりました。

もひとつ好きなところは、紙に自分で魚の絵を描くとそれをすぐにプロジェクションしてくれるところです。

それぞれ好きな形の紙をとってみんなでクレヨンでお絵描きです。ありすはフグの輪郭が書いてある紙を選んでとても個性的なフグを描きました。

係の人に渡すとあっという間にスキャンしてくれてそれが投影されて部屋の壁でぷかぷかと泳いでいます。大きな目にしたのに片目をつぶったり。愛嬌たっぷりです。楽しい、楽しい!

このお魚さんは魚に触ると逃げていきます。それに後で読んで知ったのですが、エサ袋があってエサをあげることもできるそうです。残念!あげそびれました。

かれこれ3時間もいて、でも次々に新しい世界が見られるのであまり疲れず館を後にすることができました。

そうそう、鳥獣戯画のような、宮崎駿さんの世界のような、等身大の動物の行列も楽しめました。カエルさんだったり、うさぎだったり、とにかく行列をしていていろんな部屋まで入ってきて、そこのアートとつながったり、また変わったり。とてもほっこりするものでした。海外の方が見たらどう思われたのでしょうね。日本的と思われたのかな?聞いてみたいところです。

ここの最寄り駅は日比谷線神谷町です。6時ごろでた私たちはすっかり満員電車に放り込まれました。いきなりの現実世界です。

中目黒駅でスカートをドアにはさんでしまったありす。次の渋谷はなんと反対側のドアが開いて

「!」

スカートを破れないように下から持ち上げて引っ張って、なんとか無事渋谷で降りることができました。

頭の中はさっきのうさぎさんでいっぱいです。

なんとも不思議な体験の金曜の午後なのでした。


ありす1992~2004年までニューヨークで暮らす。保護猫を飼う。大学で映画学科を学び、修了後TVプロダクションで働く。帰国後べてるの家を知り、べてらーとなる。べてる留学2回。好きなこと:映画鑑賞、バレエ、犬、猫と遊ぶ、TVドラマ鑑賞。最近麻雀を始める。


・伊藤知之の「50代も全力疾走」 第63回 『べてるまつり2024ありがとう!』 伊藤知之


さる10月3日・4日、べてるの家設立40周年式典とべてるまつりが行われました。

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