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『Graphics Presenter』試してみた|Roland Graphics Presenter/V-80HD

こんにちは、秋葉原ベストセラースタジオの進です。

先日発売されたRoland社のスイッチャー『V-80HD』に続いて、
Rolandスイッチャー専用のタイトル/グラフィックス生成ソフトウェア『Graphics Presenter』(グラフィックスプレゼンター)が公開されました。

今回はこちらの 『Graphics Presenter』とV-80HDでテストしてみました。
下は「Graphics Presenter」でテロップを入れたサンプル動画です。

こちらは「Graphics Presenter」のコントロール画面です。
ここからテロップの選択・編集・カスタマイズ・出力などを操作します。


Graphics Presenterのコントロール画面
目的に応じて多くの種類が用意されている

「Graphics Presenter」にはテキスト編集が可能ないくつかのデザインテンプレートが用意されており、テロップ出し用のPCから、テロップ・タイトル・スティンガー(画面切り替え時の映像効果)などをワンクリックで出し入れすることが可能なソフトウェアです。

フィルキー対応したHDMI出力の関係で、Windowsのみで動作します

基本のタイトルテロップや・・・
スポーツ中継などで使うスコアボード
得点版
撮りきりでのメンバー紹介差し込み
カウントダウンタイマー
スティンガーによる画面切り替え効果など
ほかには変わり種で、QRコード(URLを入れると自動生成される)

ほか様々なテンプレートが用意されています。

現在はV-80HDにしか対応していませんが、過去の機種
VR-120HD、VR-6HD、V-160HD、V-8HDにも順次対応予定とのことです。
しばらく使っていなかったスイッチャーも、また現場で活躍できる場面が増えるかもしれませんね。


HDMI一本で接続でき、手軽に映像のクオリティアップを図れる
Graphics Presenter』。

まだテンプレート種類やカスタマイズ・透過精度など、改善の余地が見られる部分はありますが、現状のテンプレートの種類やUIを見ても、先が楽しみになるソフトでした。
過去のスイッチャーにも対応されるということで、より活躍の場が拡がることを期待しています。

現場からは以上です!


<以下、簡易設定・動作メモ>
・透過テロップが出てくれない、拡張画面がそのまま出る
 →スイッチャー本体側での初期設定がいくつか必要
>メニュー → 「Roland Fill+Key」をON
>テロップ出しするPCはHDMI【1】へ接続、
>PC側で画面拡張→入力先がスイッチャーになっているのを確認

・FillKeyがうまく動かず透過しない?
 →テロップ用のPCを接続したままアプリを再起動~ONAIR、
 またスイッチャー側のFill+Keyを一旦OFFにしてからONに戻す

・グラフィックプレゼンター起動中、三本指上スワイプやタスクバーでのウィンドウ選択など、複数ウィンドウが並ぶ動作をさせるとグラフィックプレゼンターの合成画面にも影響が出てしまうので、もし画面切り替えなどしたい場合はAlt+Tabなどを使う

・そもそも作業用PCとは切り分ける方が賢明

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