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クロマキー合成のポイント 4つ

こんにちは!
秋葉原ベストセラースタジオの植竹です。

昨日たまたまある撮影のテストをしていたら、
クロマキー合成できれいに抜くポイントに気づいたので、
記事にまとめます。


ポイント1:グリーンバックとの距離

背景のグリーンバックと被写体の距離を1m〜2m程度取ることで、
より抜けがくっきりします。

被写体がグリーンバックに近いと、グリーンから反射した光が被写体に当たり緑がかってしまう(緑かぶり)のが原因で、人肌や衣服も抜けてしまうことがあります。
これはグリーンバックから適度に距離を離すことで防ぎやすくなります。

あまり距離を取りすぎると、今度は収録スペースが余計に必要になったり、照明の台数を増やす必要が出てきたりと手間が増えるので注意です。
2mも取れば十分効果があります!

ポイント2:シネマレンズ

ここが一番大きいです。
普段はsonyさんのX70やZ150を使用して撮影していることが多いですが、
FX6にSAMYANGのレンズをつけて合成してみると
くっきりときれいに抜けました!

使用したレンズがコチラ!
SAMYANG 動画用単焦点AFレンズ V-AF 35mm T1.9 FE ソニー α Eマウント フルサイズ対応 8K対応 軽量280g ブラック 

【簡単に高品質な映像を制作したい全てのクリエイターに向けた、SAMYANGによる新しいAFシネマレンズ】軽量コンパクトなボディに、動画用途に最適化された機能を多数搭載した、焦点距離35mmの広角単焦点AFレンズ。ソニーEマウント用(フルサイズ対応)。

↓こちらは、X70とFX6の比較した動画です。

上:X70 下:FX6(レンズ:SAMYANG) 

シネマレンズの方が輪郭をビシっと決めて撮れるので、
グリーンバックの抜けの精度も大きく上がります。

ポイント3:照明

そして照明です。
被写体への照明も大事ですが、それ以上にグリーンバックへの照明も重要です。均一な明るさのグリーンバックにするよう意識することで、よりクロマキーの精度が上がります。

また、被写体の背面・天井からも照明を当てると
グリーンの照り返しが抑えられ、被写体の輪郭がよりハッキリします。

ポイント4:クロマキー合成アプリ・プラグインなど

最後はクロマキー合成に何を使用するかになるのですが、
ハードウェアからアプリまでいろいろあります。

よく使われるのはBlackmagicDesignの「Ultimatte」などでしょうか。

ほかにもPCアプリでは「vMix」、
編集時の合成であればAdobeの「Premiere」「AfterEffect」など
たくさん選択肢があります。
それぞれ特徴がありますが、素材がしっかり撮れるような環境づくりが一番大事です。撮影環境や用途によって使い分けましょう。

まとめ

今回はクロマキーについて記事にまとめました。
少しでもお役に立てば幸いです。

それではまた!


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