【DJI MIC 2】音声収録マイクとしての検証
秋葉原ベストセラースタジオの飯島です!
今回は先日発売された『DJI MIC 2』は、同社の「Osmo Pocket 3」以外でも高性能マイクとして使用できるのか、色々と試してみました。
『DJI』について
中国広東省深圳にある会社で、民生用ドローン(マルチコプター)およびその関連機器の製造会社です。「カメラドローン」や「ハンドヘルド」(Osmo Pocket 3)などを生産している『DJI社』のワイヤレスマイクになります。
▼ 新登場 DJI Mic 2 - YouTube
他のラベリアマイクとの違いとは
一般的なラベリアマイク(ピンマイク)と何が違うのかというと、ズバリ「マイク自体に録音機能がある」という点です。※ マイクに録音できます
そして、1つのRX(受信機)で、2本まで受けることができるので、2人対談の際など、1つの入力に2名の音声入力録音ができます。
『DJI MIC 2』の特徴(32bit フロート録音・ノイズキャンセリング機能)
さらに「32bit フロート録音」にも対応しているため、
簡単に言いますと、収録の際に録音レベルを合わせなくても
音割れせずに録音することができます。
※ 本体には入出力ゲインはついています
下記がマイクの前でかなり大きく拍手をしたサンプルになります。
・32bit フロート録音 - 拍手(マイクの前で大きく叩いています)
綺麗に録れていて、しかも音割れしていないので
「録音レベル調整してません?」と思われるかもしれませんが
本当に全く調整せずにマイクの前で手を叩いています。
※ もしご自分のマイクで32bitフロート録音以外でしたら
マイクの前で手を叩いた録音を聴いてみてください。
例えば、対談などの収録でしたら、
話していて急に大爆笑をされた場合などは
フェーダーで下げないと笑い声のところだけ
「バリバリ」など割れてしまいますが
32bitフロート録音でしたら、割れずに録れているため
あとの編集の際に綺麗に音量調整することが可能です。
そしてもう一つの特徴として、マイク自体に
「ノイズキャンセリング機能」です。
これも下記にサンプルを用意してみました。
(絵は画像に差し替えてあります)
秋葉原の街を歩きながら録音しております。
・48000 Hz - 32 ビット浮動小数 - モノラル(ノイズキャンセリング機能なし)
私の声はしっかり聴き取れますが、
周囲のガヤガヤ音が気になる感じがとてもします。
・48000 Hz - 32 ビット浮動小数 - モノラル(ノイズキャンセリング機能あり)
ノイズキャンセリング機能を入れると
周りのガヤガヤ音がかなり抑えられ、
演者の声も聴き取りやすくなることがわかります。
※ 同じ通りを行って帰ってしているため周囲の雑音はほぼ同じくらいでした
ノイズキャンセリング機能を入れると
多少は自身の声の方が潰れてしまいますが
それでも、DJI MIC 2の場合はかなりの高音質な印象です。
一つ気づいたことが、割れない32ビットフロート録音仕様のためか
録音レベルが、他のマイクよりも小さくなる傾向があります。
つまり、一度編集を行なって音量を適正まで上げる必要があるため
撮った動画をそのままアップロードしたいという場合には
ちょっと一手間必要になります。
接続可能な機器について
では最後に、本体に録音するだけでなく
カメラ以外にも接続してマイクとして使用できるかも確かめました。
まず、公式でも発表されている「iPhone」には
ライトニンング、USB-C、Bluetooth接続が可能。
そしてパソコン(Mac)には、USB-C接続が可能でした。
私、スマホがAndroidなのですが、Androidには接続できませんでした。
※ 機種によるのかもしれません
そして、iPadにもUSB-C接続が可能でした。
さいごに(まとめ)
マイクの先端に入力口があるため、ここに別売りのラベリアマイクを挿すことができますが、ヘッドセットも入力できるか試してみました。
RODE HS2 軽量ヘッドセットマイクは接続でき音声確認できました。
他にも接続できるヘッドセットマイクがあるかもしれません。
※ 挿せるものがあった際、また次の機会でシェアしたいと思います
マイク自体に録音できるだけでも衝撃ですが
「32bitフロート録音」「ノイズキャンセリング機能」
ここまでついたワイヤレスマイク、最高です!!
今回は以上です。
#DJI #MIC #32ビットフロート録音 #ノイズキャンセリング
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