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電子書籍:小説『夏のかけら』を読んで頂き、ありがとうございます。-29【活動記録】
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キンドルストア: ロマンス部門で、『夏のかけら』が、49位にランクインしていました。うれしいです。読者の皆さま、ありがとうございます。これからもロマンス溢れる物語が描けるように、コツコツと創作活動に励みたいと思います。応援していただければ幸いです。よろしくお願いします。
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工務店に勤める石田達也は、二年前の夏に恋人の千尋を不慮の事故で失い、喪失感を味わう。
ある日達也は、親友の山中虎太郎から連絡を受け、見込客を紹介されることになった。
虎太郎の店『バー・エリック』で田所綾香を紹介され、達也は店舗リフォームの件で綾香と関係を持つことになる。
綾香が仕事で滞在するバリ島に、達也は喪失感から再生への糸口を追い求めるように渡航する。喪失から再生へのロマンスストーリー。
著者の短編をいくつか読んでいたので、長編を読むのを楽しみにしていました。サンプルで読んでいましたが、物語の続きが読みたくて購入しました。時をわすれて夢中で読んでしまうので、文章を楽しみたくて何度も繰り返し読みました。読み切ったので読後の感想を記したいと思います。情景描写、心理描写ともに微細で文章が自然と心に絵として描かれました。
物語は先の読めない展開のまま進んでいき、ラストもこれ以上ないという終らせ方でした。エンターテイメント小説としても、純文学小説としても読むことが出来る、とても深い人の想いを描いた小説だと思います。
「夏のかけら」は、深い喪失感や別れのテーマを通じて、人生の中で直面する様々な感情を描き出す感動的な作品です。
石田達也や田所綾香はそれぞれの喪失や別れに向き合い、成長していく様子が描かれています。
石田達也は、恋人の千尋との突然の死により、深い悲しみと喪失感に苛まれます。一方、田所綾香は、家族との別れや、自分自身の人生に対する不安から、深い喪失感を抱えています。 新しい出会いや絆を大切にする田所綾香の成長の様子は、読者にとって、生きることの大切さや、新しい出会いの素晴らしさを教えてくれます。
このように、石田達也や田所綾香が、喪失や別れに向き合いながら、新しい出会いや絆を引き継いでいく様子が、物語の魅力の一つとなっています。また、作品中に描かれる人間やドラマ、登場人物たちの深い感情描写が、読者の心を打ちます。
総合的に見て、「夏かけら」は、喪失感や別れのテーマを通して、深い感動を与えてくれる、素晴らしい作品だと断言します。石田達也や田所綾香たちの物語を通して、読者に多くの教訓を与えてくれます。
切なくなるような、ロマンスが滲んでいる感覚を呼び覚ますような物語。そんな恋愛小説のかたちを描いてゆきたいと考えています。応援していただければ幸いです。よろしくお願い致します。
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