大学生から受けた質問から働く意味を考える。
こんにちは!大手企業OLからのライフシフト。都会で保育士カメラマン。自然に触れられる田舎との二拠点ライフの一歩を踏み出しました。
"複業スタイル"が人生を楽しくさせてくれています。
先日、ある会に参加した時に、21歳の大学3年生の男の子から、
「働くということをどう捉えていますか?」
と質問を受けました。
そこには30代後半から60代の大人が居て、皆の「働くこと」を語ったのですが、突然の質問だったので、私の考えを整理できずに話しました…
なので、今日はこの場で整理してみたいと思います。
20代の頃の「働く」という常識
学生を卒業したら企業に就職する
サラリーマン家庭に育ち、社会に出たら
生きる=働くこと=企業に就職する
これが私の知っている常識でした。
実際、大学卒業時からひとり暮らしをしていたので、働かなくては生きていけないと思っていた。
今では、こんな人生を送りたいなどと、人生設計なるものがありますが、そんなこと当時は考えてもいなかった。
社会に出るということは、会社に就職し、そこで働くことで収入を得、安定した生活を手に入れ自立することだと考えていました。
大手企業はそうそうにつぶれることはないし、優秀な人がいる。小さな企業を渡って苦労をしてきた両親を見ていたので、安定した生活を手に入れる方法として、大手というのは安心材料だと思っていました。
働き方の常識が崩れ始めた30代
ライフシフトを考え始めたのは35歳の時。
バブル後、大手企業の倒産や合併などをニュースで目の当たりにしただけでなく、私の勤めていた会社も業績の悪い事業や私がいた分野のような莫大な設備投資が必要とされる事業は、分社化され、早期退職者を募り始める出来事が続き、この会社にズッと貢献していくことの価値と私が働く意味を見つけられなくなりました。
大手企業に勤めれば安定だという常識が私の中で崩れ始めたのです。
幸いにも夫が頑張ってくれているので、私はもっと人に直接関わりながら社会に貢献していこうと大手企業を退職し、子供の頃憧れていた保育士に転身しました。
幸せな働き方を考え始めた40代
辛かったり、苦しいこと、大変だと思いながら収入を得ようとすると、働いた対価に対しての不満ばかり出てきます。時にはストレスを抱え健康に影響を与えるなんてことも経験しました。
私の場合、「人を育てること」「人の成長を見られること」が好き。やりがいのある仕事で社会貢献しながら、できることや得意なことを活かしてプラスαの豊かさを得られる可能性が広がる今のワークスタイルは、心身のバランスが取れ楽しく幸せに働けるのです。
今、私ができること
人生100年時代と言われ始め、60歳以降も自分のチカラで生活を支えなければいけないと考えた時には、続けられることが大事。
"好きなこと"・"楽しいこと"・"得意なこと"を活かして働き、社会に貢献し続けることが幸せに生きることだと考えます。
最近強く感じるのは、人は身近にある知っていること、イメージできることしか実現できないということ。
20代の私は、働くとは、企業に勤めることだとしか知らなかったし、そういう大人しか見てこなかった。
今、企業でも副業、複業が許されるようになったり、女性でも起業する人が増えたり、働き方が多様化されてきています。
ですが、方法がわからなかったり、新たなチャレンジへの不安などで一歩を踏み出せない人がいるのも事実。
ですから、こんな働き方もできる!こんなライフスタイルもありなんだよ!って、自ら体現、選択肢を増やしてあげることも必要だと思っている。
それぞれの価値観で働く選択ができるようになったら、もっとポジティブに人生を送りたいと思う人が増えるんじゃないかなと思い、特にチャレンジ精神の高い女性起業家を応援、サポートしています。
まとめ
働くとは人生を楽しむこと
収入の得方で人生の楽しみ方が変わってくるだけでなく、自分が成長できているかという点をプラスすること。そんな基準で働き方を選択していきたい。
私の息子も冒頭の大学生と同じ年齢。明るい未来に疑問を持っているようにも感じるし、大人の行動をよく観察している。息子のためにも私が幸せな人生を体現したいと思っているこの頃です。
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