恋人と別れた(前編)
先日恋人とお別れをした。付き合った月日としては約4か月。
思い出自体もそこまで多くはない。でも、別れた日は泣いた。
正直私自身誰かと付き合うのが向いていないと思う。
わがままだし、相手を許せる許容範囲も狭い。特に許せないのが遅刻。
五分でも相手が遅れてくるとムッとしてしまう。
「なんで許せないのだろう」と考えてみたときに、私は時間に間に合わせるために事前に持ち物を用意したり、電車に間に合わせるために必死に自転車を漕いだのに、そういう相手の状況を想像できず、自分のペースで動いているのが許せないのだなと思った。
まあ、そんなことは今はどうでもいいか。
出会い
彼とはマッチングアプリで出会った。写真がすごくかっこよくて、ドタイプすぎた。いざメッセージをしてみると言葉遣いは丁寧だし、ちゃんとメッセージが返ってくる(当たり前と思うかもしれないけど、マッチングアプリではメッセージが返ってくるかどうかも重要)
初めて会ったときの衝撃は今でも忘れられない。まさか写真そのまんまの人がくるなんてとドキドキした。
しかも、その時ちょうど私が肌荒れをおこしていたから余計にドキドキした。
身長も私より高いし、声も優しい。なんて素敵な人に出会えたのだろうと思った。
でも、私には一つ気がかりなことがあった。
気がかりだったこと
マッチングアプリのプロフィール欄に正確な文言は忘れたが、夢を追っているてきなことと、定職に就いていないことが書いてあった。
別に誰にも迷惑かけていないのであれば本人の自由だが、恋人候補になるのであれば聞かずにはいられないだろう。
カフェでどんな夢があるのかを聞いてみた。どんな夢だったかは相手がいることだから詳細は伏せるが、簡単にはなれない、なれたとしてもそれだけで生活していくには難しい夢だった。
私には夢という夢がない。生活を犠牲にしてまでやりたいことがない。趣味で十分と思ってしまう。
だから、彼の話を聞いたときに夢があっていいなと思う自分とどこか冷めている自分がいた。この冷めている自分は別れた今でも私の中に残っている。
中々消えてくれない厄介者。
付き合うべきかどうか
メッセージ段階でも好印象だったのに、実際会ってみたらより素敵に感じてしまった。当然好きな気持ちが出てくる。
でも相手は夢追い人。
私は「結婚」に憧れている。出来ることなら20代のうちにしたいと思っている。でも、彼は結婚願望はあるらしいが、今すぐではないとのこと。
学生だったら「好き」という感情だけで付き合えたのに、20代も後半に差し掛かると「好き」だけでは簡単に付き合えない。相手の職業や、両親との関係性、子供に対する価値観など、様々なことが絡んでくる。
めんどくさいけど、重要なこと。
最初は付き合わないで関係を続けるのがいいと思った。お互い好意があるのなら、それでもいいのではないかと。
恋人になるのが怖かった。
でも、彼と過ごすうちに「恋人」として友達や家族に紹介したい、話をしたいと思うようになり、告白してほしいと強引に彼に迫った(面倒くさいので詳細は省く)
晴れて私たちは恋人になった。結局、別れたけど。
次回は別れるまでの出来事を書きます。気が向いたら。