シン保育園
旧保育園を退園してからというもの、
家族保育なるものをやった。
主に父、母、たまに義母
で交代しながら3歳の宇宙人と過ごした。
かけがえの無い日々、と言いたいところだが
どうだったのだろう。
実際のところ、シン保育園に通ってくれてホットしているのかもしれない。
親と子の一緒に居られる時間は人生の中で見るとほんのわずが、とは言うが
親も仕事がある。
日々の業務、子との生活に
「余裕がない」と苦しくなるのだ。
この余裕がない
状態というのが中々難しい。
親に余裕がないと子にも波及する。
現代の日本は核家族化してしまっている上に、
周囲の人間に頼りづらい環境だ。
そこで保育園という施設に依存せざるを得なくなる。
保育園と親との中間的な何かがあってよいのかもしれない。
シッターサービスというのもあるようだが、現在だとセレブが利用するイメージであって中々手が届きにくい気がする。
義理の両親や自分の親に頼る、
事が出来る人は大いにそれで良いかもしれないが。
義理の親
というレッテルはとんでもない威力を発揮するときもある。
実の親ではない人にとっては
義理の親という名目だけで、
自分は好ましくないと思うようなことも許容しなければならない。この人間関係というのがこれまた難しい。
シン保育園では、異学年保育を取り入れており、教室に仕切りがなく、
子どもたちが自分のクラス以外にも縦横無尽に行き来ができる。
年上、年下子どもにも相性に好みがある子にはぴったりだ。
わが家の3歳宇宙人は、基本的に年上好きだ。
同世代より年上をリードしたり、
年上に新しいコトを教えてもらうのが好きなよう。だからある意味本人はばんばんざいではないか?
こんなところまで…
人付き合いの種類まで親に似るとは、思っていなかった。
プールの時間も入りたくないようで
宝物を探す!
と言ってひたすらに穴を掘り続けているようだ。
お迎えのときに、一緒に宝探ししようと言われ
母も穴掘りを手伝って見ると
砂を掘るサクッとした感覚は心地が良かった。 スコップを差してサクッと音がして、砂を拾う。拾った砂を掘り上げてはつみあげる。
少しずつ掘れていく穴の様子を眺めながら
下の方は湿っている砂が出てきた。宝物あるかなー?なんて言いながらサクサクする砂はいい音。眠れない夜は砂を掘って体を動かして眠るとするか。