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「捨てない。」が当たり前になるとき

1,家庭ごみの6割は、使い捨ての容器包装


ゴミ箱の中身を思い出してみて欲しい。

想像以上に、多くの容積を使い捨ての容器包装が占めているかもしれない。

容積で考えると、家庭ごみの6割は容器包装。


レジ袋が有料化され、少量であれば鞄に入れたり、マイバックを持ち歩いたりする人が増えたと思う。

しかし、使い捨ての容器包装はまだ沢山ある。

お惣菜の容器、お肉のパック、野菜を包んでいるビニール、郵便物が入った透明な袋、シャンプーの容器……  など、挙げたらきりがない。


過剰包装をしている企業が悪いと言って、そのままの生活を続けることもできる。でも、自分の行動を変えていくことで、社会を変えていくこともできる。

スーパーで包装されていない野菜や果物を選ぶ、量り売りのコーヒー豆を買う、お水は給水サービスを使ってみるとか。

今日からできることも沢山ある。

その積み重ねで、”容器包装がない方が売れる” となれば、物の売り方はすぐに変わっていくはず。


大きなシステムの中にいるようで、その行き先は私たち一人一人の手の中にある。社会の変化を待っている必要なんてなくて、もっと自分の思いを行動にしていく。そんな人になりたいし、そんな人が増えて欲しい。


ちょっと、話が大きくなったがここからは、


2、世界で始まる、環境と私に心地良い暮らし


捨てない社会。そんな、環境にも私たちにも心地よい、循環する暮らしが始まっている。


1つ目、京都府京都市 斗々屋(ととや)京都本店

2021年7月、京都の上京区にオープンしたスーパーマーケット。

「地球一個分の暮らし」を実現するための「モノ」と「コト」を提案することをミッションとし、商品の全てを、個包装なしの量り売りしている。

地球からの恵みがなければ人間の暮らしは成り立たない。そんな当たり前のことを思い出させてくれる。


2つ目、徳島県上勝町 RISE &WIN (旧上勝百貨店)

徳島県にある人口1500人程の町、上勝町は「ゼロ・ウェイスト」宣言を掲げている。町民はゴミを45種類に分別し、循環しないゴミをゼロにすることを目指している。

RISE&WINでは、好きな量を持参した容器に入れて購入する量り売りが行われている。

無駄な包装がないのはもちろん、必要な量だけを購入することができる。


3つ目、米国、テラサイクル社

「Loop」という買い物サイトでは、様々なメーカーの商品を機能性・デザイン性の高い、繰り返し使える容器で購入できる。空になった容器は、事業者が洗浄し、新しい商品を詰め替えて販売する。

リユース容器ではあ、消費者が洗う必要があるのがハードルとなりやすいが、事業者側が洗浄してくれるため、その心配はない。

リピート率を高められる仕組みで企業側にもメリットが大きそう。


これからの生き方、捨てない暮らし。あなたから始めてみよう。










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