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「本の読める場所を求めて」
下北沢、初台にある、本の読める店「fuzkue」の店主である阿久津さんが書かれた一冊。
笹塚の「喫茶 余白」を訪れた際に、ふと目に留まった。
子ども時代以来に読書欲が再熱し、ブックカフェ巡りをしている私にとって、「そう!そう!」と共感する部分が多くあった。
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中学生くらいまでは、読書は楽しみの1つ(授業中に机の下で、こっそり読んだりもしていた)であったが、高校生になり勉強を優先するようになると本を読むことはぐっと減った。大学時代は、視野を広げるためと思い、たまに読んでいた程度。
社会人になった今、読書を趣味の1つとしてまた楽しみ始めている。
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本書の "第1部 「本の読めない街」をさまよう" では、自宅で、図書館で、カフェで、バーで、など様々な場所で読書にトライしたエピソードから、本を読むのに最高な空間について考えている。
続く "第2部 「本の読める店」をつくる" では、本の読める店「fuzkue」でも実践されている、最高な読書時間のためのあらゆる工夫について語られている。
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著者は、本を読むこと自体は、どこでも、いつでも可能であり、それゆえか本を読むことが軽視されているとしている。
本を買う、本と出会う、本を共有するための場やサービスは多くあるが、読むにフォーカスしたものは少ない。
けれど、読むことのハードルは以外と高いのではないか。
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私の体験から、本を読むについて考えてみると、大きく2種類に分けられた。
①スキマ時間に読む
・電車や待ち時間など、短時間での読書
・本は持ち運び小さく持ち運びやすいものが多い
・少しずつ読んでも楽しめる、比較的ソフトな内容の実用書
・移動時間・待ち時間をあっという間に感じさせてくれる小説
②じっくり読む
・休日にカフェや家のソファで、はたまた仕事机で
・美味しい飲み物と一緒にゆっくり過ごす時間
・①ではまって、一気読みしたくなった小説
・内容が難しく、気合いを入れて読む実用書や専門書
最近は、①だけでなく、②のために休日はブックカフェ巡りをしている。
本を読むことは、いつ・どこででもできることではある。けれど、「本の読める場所を求めて」見つけた場所での読書は、特別な癒やしの時間になる。
これから、本を読むための最高の場所、自分時間を過ごすのに良い!と思った場所、とかを記録していければなぁ。
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