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感謝

世間は三連休。
私はプラス有給で4連休。
昨日は念入りにパッキングをして旅行の準備。
最終的に現金と免許証とクレカとスマホがあればなんとかなるので、国内だし心配事は無いです。

朝早い電車に乗りました。
これから仕事に行くであろう人たちも乗っています。
そういえば私もディズニーで裏方だけどキャストしてたとき、世間は休みでも朝5時台の電車乗ってたな。
それで給料もらってるから当たり前なんだけどさ。
でも改めて自分がカレンダー通りの休みで、ニュースで「連休中の天気は~」なんてのに乗れてる感じはありがたいです。
みんながみんな、連休ではないし。

ホント、自分でもよくあの時給でやってたよなって。
今じゃ考えられない。
今でもその仕事はあるみたいだし、たまにディズニーランドに行くときはパークに入る前に元いたところがチラッと見えるので気にしてしまう。
もうみんないなくなっただろうけど。

あのたった、半年にも満たない体験は強烈でした。
いろんな意味で。
ベテランパートさんからは「若いんだから早く転職しなさい」としきりに言われ、
何度も出戻りしてる人は「ここは抜けられなくなる」と言い、
バカだったので将来のことは何も考えられてなかったけどもあのとき辞めて正解だった。

あれから3年ほどしたとき、そんなことすっかり忘れてたときに東京駅のNEWDAYSで一緒にキャストしてた人がレジ打ちしてて。
私には気付かなかったんだろう、ずっと下を向いていたから。
それからさらに数年ほどしてディズニーランドに遊びに行ったとき、同じロケで相変わらず働いてる人もいた。
いっつもなんとか仕事早く終われるように調整して残業を全くしない人だった。
(シフト交代制じゃなかったから)
そして去年、違うロケでキャスト続けてる人に遭遇した。
客の前に出るなんて、こんな仕事は次までの繋ぎだから、と言ってた10年以上前。
お子さんはその時まだ未就学児で前職では忙しすぎて子供との時間を取れなかったからと転職してきた人だった。
その人はリゾラで吊革を1つずつ拭いていた。

まるで夢でも見ていたかのような約半年だったんだけど、忘れた頃にこうしてふと、一瞬でも同僚だった人に遭遇している。
あのキャストの経験は夢じゃなかったんだな。
何年経ってもそれは現実にあったことで時々私に気合いを入れ直すように思い出させる。
あの体験というかトラウマは私の原点になっている。
お金のない怖さ、相手を思いやる大切さ、全部あの短い時間に学んだ。

ディズニーキャストの方たちと同じようにカレンダーでは休日に働いてる人たちのお陰で、私はこうして遊びに行けます。
ありがとう。
私の仕事は誰かのありがとうになっているんだろうか。

この休み終わったらわたしもがんばろう。

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