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立場が違うと見え方も違う


舞浜にしばらくいたのです。
すごくゾワゾワする写真がいくつか。

よく見たなこの角度…何年経ってもまだ変わらない。

日通のトラックが変わった
この道は帰りによく通った
時間帯によってはこの道歩いてるのほぼキャスト

本社の正門前を歩いて通ったんだけど、奥に見えるバス停、あれ昔屋根なんてついてたかなぁ。
懐かしい言葉思い出しちゃったよ。
ワードローブ行きバス、エーエム、Sカフェ、クレジットルーム…。
キャストショップでイベントで入れ替えになったお菓子よく買ったわ。
今じゃいろいろ品切れの商品もたくさんあるけど当時はそんなになかったな。
だから売れ残りがたくさんあって。
中身が同じでもパッケージが違うチョコクランチなんて大量に余ったから、そりゃぁもう一番デカイ缶を2つとか買ったりね。
社員は1箱(6缶入り)で買ってた。

楽しかったんだろうか。苦い思い出だったんだろうか。
信じられないくらい無礼でバカだった。
めちゃくちゃ迷惑かけたとずっと反省しています。
たった半年にも満たない、5か月ちょっとのできごとでしたが、
私の人間形成にすごく影響している。
良い人間にもなったし腹黒いことも覚えた。
人としてやってはいけないこと、思っていても口に出してはいけないこと、思っていなくてもする行動。
どうやったら「いいひと」と言われるような人間になれるのか。
結局は他人の内面なんてわからないわけで、世間体を保つためにこういう行動や言動が正解なんだなってことをするだけ。
だから内面的には何も変わっていない。
RPGのように正解を選んでいるだけで。

いつの間にか人格者のような扱いになり、信用できる人間に見えるためか、深刻な相談をされたり大事なお誘いを受けたりするようになった。
その自分を保ちたいために日々リアルなRPGをしているようなもの。

自分を偽って苦しくないのか?と言われれば。
これが全然、全く苦しくない。
だって私みたいなしょうもない人間が「さすが」って言われるんだもの。

キャスト時代の手取りの倍はある。
あんな低賃金で働いてたのが嘘みたい。
おかげでホテルのベランダから花火を眺めて高そうなベッドで寝られる。

月が出てて最高の景色
食事でミラコスタへ

あのキャストの体験がなかったら今の私は無いので定期的にこうやって舞浜に行って、絶対にあの頃に戻らないと誓うの。
あんまり着ないちょっといい服とか着てさ、履かなくていいヒールで歩いてね。
(若い人はヒール履かないらしいよ)
ホテルのスタッフさんに愛想よくお行儀のいい客のフリして。
あのときの作業着着て台車押してた自分と同じ場所にいるのにやってることがまるで逆。

あのとき一緒に働いてた人たちは今頃何してるのかな。
もう絶対会うことは無いし、気にしたところでどうしようもない。

心がえぐれる思い出もあるけど最っっ高の気分だった。
舞浜行って本っっ当によかった。

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