広島ジイジ

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最近の記事

〇イヌの台詞 36~イヌとリードの巻~

よその国の旅をすると、日本と違う光景に出会うことがよくあります。中国に行った時に、リードを付けたイヌがいないことに気づきました。 これは今から14年前の2010年9月、中国の上海の郊外の街の風景。 商店と住宅が混在する小さな街ですが、そこにリードで繋がれたイヌは一匹も見ませんでした。 イヌはよく見かけるのですが、大抵は店先などで寝そべっているのです。 カメラを向けても、逃げるでもなく、吠えるでもなく―という感じ。 この犬は「おまえ、何処からきたんや!」-ちょっと構えています

    • 〇イヌの台詞 35~昔の犬の話の巻~

      父が犬好きということもあり、私のウチにはいつもイヌがいました。今と なっては、ほとんどのイヌはあまり記憶に残っていないのですが、1匹だけよく覚えているイヌがいます。   名前を「ペチ」といいました。私が幼少期から小学校の卒業の頃まで、10年くらい居たと思います。オスで中型の茶色の雑種犬、やや太めの短足で、 どちらかと言えば、ブサイクなイヌでしたね。   ペチは気性が荒く、時によその人を咬んだり、他のイヌとケンカしてボロ ボロになって帰ってきたり、いろいろと問題のあるイヌでした

      • 〇イヌの台詞 34~子供と水浴の巻~

        暑いです!連日の猛暑日!皆さんと、同居しているワンちゃんは、大丈夫でしょうか?多くの人はエアコンの中に閉じこもって、ひたすら耐えてという状況でしょうね。すると、ワンちゃん達も同じ生活をしているということでしょう。 そうは言っても「クーラー漬」状態は、ワンちゃんにとって、あまりいいとは言えません。ベリーもストレスがたまるのではーということで久しぶりに水浴びをさせることにしました。 きっかけは、久しぶりにやってきた2歳の孫。こちらは大きなビニールプールを庭に出して水浴。ベリー

        • 〇イヌの台詞 33~イヌ友達の巻~

          これは6年前に英国に旅行した時の写真。レストランから出たところに2匹の立派な大型のテリア(?)-思わずシャッターを切りましたよ。 「アッと まずかったかな」と一瞬思いましたが、連れていた男性は大喜び!自慢の愛犬なんですね。遠いアジアからやってきた旅行者が注目して写真を撮ってくれる-嬉しくないわけありませんよ。   これで自信をつけた私は、これはと思うワンちゃんを見つけたら、迷わず シャッターを切りました。英国の人も愛犬家が多いようで、怒られるようなことは一度もありませんでした

          イヌの台詞 32~男顔女顔の巻~

          イヌの世界にも、男の顔と女の顔があることに最近になって知りました。 オスとメスでは気性が違いますから、顔だって違うのは当然のことです。 しかし、イヌの顔を見比べてみる機会というのはあまりないですから、 気がつかなかったのですね。 たとえばウチのカミさんの北海道のお友達のコーギー種 モカちゃん。 LINEで送られてきたこの写真―まさに男顔! 9歳のオス 体重20キロ、堂々たる牧羊犬という風格ですね。 この体躯と面構えなら、牛にだって負けませんよ。 これに対し、ウチのベリーち

          イヌの台詞 32~男顔女顔の巻~

          イヌの台詞 31~カメラ目線の巻~

          写真を撮ろうとすると「いい顔」をしようとする―これはコイツの性格。 外ずらのいい「ぶりっこ」ですからね。これは以前からわかっていたこと。 そして、もう一つ、コイツには「撮ってほしくない顔」というのもあるようです。   例えば私が家から外に出ようとする時。当然ながらベリーは、怒りの 吠え声を発しつつ、猛ダッシュでこちらに走ってきます。そして木枠の ガードに掛けてあるリードやタオルをいきなり咥え振り回す! まるで獅子舞のごとく「プルプル~」と激しく。   これはコイツの怒りの表現

          イヌの台詞 31~カメラ目線の巻~

          イヌの台詞 30~ペットロスの巻~

           友人のFさんから愛犬が旅立ちをした、というラインが入りました。 「サスケ」という名のオスの柴犬。16年と3か月共に暮らしたそうで、早朝の散歩から夜寝る時も一緒だったそうです。夫婦で心寂しい状態です、 とありました。   この気持ちわかりますね。なぜって、他人ごとではないからですよ。ウチにもベリーちゃんという「高齢犬」がいますから、明日は我が身の悲しみなのです。    先日、旅行から帰ってきた夜のこと。いつもと違う雰囲気を感じました。 カミさんがポツリ 「何か寂しいよね」-そ

          イヌの台詞 30~ペットロスの巻~

          イヌの台詞29 ~年齢の巻~

          3月15日、ウチのベリーは10歳になりました。 犬種 ウェルシュ・コーギー・ペングローク メス 体重10.7㎏ 当然のことですが、イヌも年を取ります。しっかりと目線を合わせている時はあまり感じませんが、甘えてくる時やイジケタ時の表情に、「年取ったなあ」と思いますね。   ウチの家に来て、まもなくの写真をみると、やっぱり若いです。顔立ちがシャープで、無茶苦茶カワイイです!体の方も、かなり丸くなって、「子ぎつねさん」から「こぐまさん」に変貌しましたね。 イヌの年齢というのは犬種

          イヌの台詞29 ~年齢の巻~

          イヌの台詞28 ~お留守番の巻~

          イヌやネコを飼うときに問題になるのは、留守の時にどうするか、ということですね。ウチのべりーの場合は、いつも「K」というペットホテルに預けることにしています。経費の問題はありますが、何よりここを嫌がらないことが、その一番の理由です。 預けている間は、ホテルの方から毎日ラインで写真が送られてきます。私たちは、これを見て「元気でやってるね」と安心するのです。 その中の1枚、ぼんやりと外を見ている姿の写真がありました。スタッフの人とも顔なじみになり、店内を自由に歩き回って、何の問題

          イヌの台詞28 ~お留守番の巻~

          イヌの台詞27 ~イヌとネコ 3 の巻~

          ウチにネコがやってきたのは7年前の春の昼下がり。庭で家族団らんの ティータイム。そのかたわらで、「そこにいるのが当たり前のような顔」で チョコンとすわっていたのが、今のニャンとの出会いです。 全く逃げないだけでなく、「ニャンちゃん」と呼ぶと、トントンと側に来ます。そのうちに子供たちが餌をやるようになり、いつの間にか居着いて―となったわけですね。どこかで飼われていたけど、わけあって捨てられたのかな、と推測しました。 その時点で、3年前から「ベリーちゃん」というワンちゃんの「

          イヌの台詞27 ~イヌとネコ 3 の巻~

          イヌの台詞 26~イヌとネコ 2 の巻~

          異なった種であるにもかかわらず、ヒトの世界に入り込み、ヒトと一緒に暮らすことを選んだ生き物というと、やっぱりイヌとネコですよね。そして、この二種の生き物はきわめて対照的な性格であることも事実です。 それゆえ、「イヌ派」と「ネコ派」の論争になったり、「どっちが好きか」などと比較されることもよくあります。 簡単に言うと、イヌはヒトに従順でナツキマスが、ネコは気まぐれで ヒトの言うことをきかない、と言われています。しかし、ウチにいるベリーとニャンを見ている限り、どうも違うのではな

          イヌの台詞 26~イヌとネコ 2 の巻~

          イヌの台詞 25~散歩の巻~

           犬を飼うときに一番問題となるのは、散歩だと聞いたことがあります。 小型犬の場合など必要のない犬種もいるのかもしれませんが、大抵のイヌは基本的に毎日散歩をさせなくてはいけません。 イヌは雨の日も風の日も、寒い雪の日も、散歩をしたがるのですよ。ましてや、主人が睡眠不足で眠たいから、などという「言い訳」はイヌには通用しません。逆に言えば、そのことによって、早起きの習慣がつき、歩くことで健康になるという大きなメリットもありますね。 ウチのベリーはコーギー種ですから、本来は牧羊犬

          イヌの台詞 25~散歩の巻~

          イヌの台詞 24~シッポの巻~

          ウチのベリーには尻尾がありません。最初から、なかったわけではないのです。生まれてすぐに尻尾を切られたのですね。コーギー種の犬に対して行われる、断尾(だんぴ)という昔からの習慣のためです。 どうしてこうなったかというと、原産地 英国のウェールズ 12世紀まで遡ります。牧畜犬のコーギーは、放牧された牛を追う仕事をしており、牛の蹄を咬み、牛の脚の間を縫うように走っていたのです。その時に尻尾があると、牛に踏まれ命の危険があるということで、生後4-5日で断尾を行うようになったのです。

          イヌの台詞 24~シッポの巻~

          イヌの台詞 23~あくびの巻~

          以前より、イヌの欠伸(あくび)というのは、イヌにとって何の意味があるのかと思っていました。ウチのベリーの場合、かなり頻繁に欠伸をしますが、ヒトの場合のように、退屈だとか眠いとかとは違うようです。 そこで私は、欠伸をいついかなる時にするかチェックをしてみたのです。 具体例1:ベリーが一人でお留守番。ドアを開けて中を覗くと、うつ伏せになってイジケポーズ。上目づかいで私を見てから<あくび~~~> (いつまで待たせるのよ!)という感じ。 具体例2:機嫌がいい時。オモチャでいっしょ

          イヌの台詞 23~あくびの巻~

          イヌの台詞 22 ~癒しの巻~

          セラピー犬というのがいるそうですね。高齢者のいる介護施設や、身障者施設で活躍していると聞きました。人が百の言葉で慰めるよりも、ワンちゃんが寄り添ってくれる方が、老人は癒されます。これは同じ高齢者の私にも感覚的に理解できます。 少し前の番組で米国での話ですが、犯罪を犯した若い受刑者に、セラピー犬を育てさせるというTVのドキュメントがありました。自分の暴力的性格を抑えることが出来なかった若者が、イヌと接して訓練をしてゆく中で更生してゆく、という話です。イヌというのは不思議な癒し

          イヌの台詞 22 ~癒しの巻~

          イヌの台詞 21 ~オシッコの巻~

          人とイヌが家の中で共生する時に、まず問題になるのはトイレ。つまりは、オシッコとウンチの躾という問題が出てきます。家の中でさせるか、外でさせるか、という選択になりますが、これは犬種やイヌの癖、そして家族の生活の都合により、異なってきますね。 ウチのベリーちゃんの場合は完全な「外派」。コーギーは室内で飼っていても、牧羊犬ですから、外の方が好きですからね。とは言え、どんな所でもいいというわけでもなく、トイレの場所には、ベリーなりのこだわりがあるようです。 アスファルトの上にする

          イヌの台詞 21 ~オシッコの巻~