労働局と交渉しよう!専業主婦からドイツで就活の第一歩①
私はドイツ在住13年目、そのうち後半10年間は専業主婦としてワンオペ育児担当
現在は国際離婚の裁判をかかえながら、
ワンオペ育児継続中の専業主婦である
ドイツ人元夫は私と結婚した後、事業が大成功しスーパーお金持ちとなった
さて、最近は隙間時間を見つけてアルバイトをしているが
アルバイト程度の金額では今後家賃も支払えない
(現在は元夫が私と子供達の住む賃貸マンションの家賃を支払っている)
ドイツの法律では離婚後も、一定期間は収入が多い方が家賃を払うなどと、色々と決まりがあるのだが、全くもってあてにならない
就活をするにせよ、13年のブランクをドイツ企業が良しと捉えることはないだろう
失業した人やキャリアチェンジしたい人向けに、ドイツにも労働局がある
それが、Agentur für Arbeitという場所だ
住んでいる地区に1つあるこの労働局
まずはドイツあるある、ネットでの予約が殺到し
なかなか予約が取れないのだが、週のうち1日は予約なしで直撃出来る日があるので、その日に突撃するのもありである
私は1年前からこの労働局と関わっている
理由はドイツで仕事がしたいからだ
自分で就活をするなり、起業をする人たちは必要のないステップだが
私はもう安定した就職がしたいのだ
去年初めて労働局に行った時、まず言われたことは
ドイツ語試験で一定の基準に達さないと仕事は見つからないという事だ
至極当然
その一定基準まで、ドイツ語学校に通って合格してきてね
そしたら合格書を持ってきて、またここに来てねと言われた
(おい待ってくれ、収入がないのだよ)
でも典型的な日本人の私は反論なんてしない
わかりました、自費で通って合格してきますと伝え、帰宅したのである
語学学校には3ヶ月くらい通ったのかな
試験の結果は5点足りなくて不合格であった
合格する予定だったため、前もって労働局の予約を取っておいたのだが
なさかの不合格通知を持って行く羽目となった
試験には不合格だったが、語学学校で討論の勉強をしていたために、もう前のように黙って追い返されない強さが身についていた
労働局に自分についてのプレゼンテーションをしたのである
夫はお金持ちであるが、私は収入がないこと
育児を私が一人でしていること
これ以上、自費で語学学校と受験料を支払いたくないと言う旨を主張し
労働局が負担してくれなければ、今日はこのまま帰りませんと。笑
担当者も困惑だ
結局、私がその一定基準に合格するまでのドイツ語学校の資金を全額負担してくれる書類を手にしたのだ
良くやった私!