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BERターミナル2レポート


利用から既に1週間経とうとしていますが、ベルリン・ブランデンブルク空港第2ターミナルを利用した感想です。ターミナル1を使う人はこちらを見てね。

下書きが見事に消えていたので記憶を辿りながらのレポートになります。今回は、調べた時点で一番安かったライアンエアーを利用しました。なんと言ってもとにかく悪名高いこのLCC、私も過去に何回か痛い目に遭ってきたので恐る恐るの利用になりました。なんと言っても魅力はその安さ。20ユーロの誘惑には勝てず、6:05発の早朝便を予約することに。

ライアンエアーの一番嫌いなところは、EU市民以外のパスポートコントロール。去年利用した時は、オンラインでチケットが発券できないせいで長蛇の列に並ぶことになり危うく飛行機を逃すところでした。抜け道がないかなぁと思って調べてみると、アプリを使うとパスポートチェックができるかもしれないという情報をゲット。早速試してみたところ、iPhoneにパスポートをかざすだけでチケットが発券できました。何回かエラーが起きたのですが、4回くらいトライして成功しました。過去のブログ記事を読み漁って不安に思っているライアンエアー利用者の人は是非トライしてみてください。筆者は日本国籍ですが、イギリスでは何かと特別扱いが多くて感動します。塩対応のEU(というかドイツ?)とは真逆。

イギリスのETAを申請する時にもアプリでICチップを読み取らされたのですが、新しい技術にはびっくりさせられることばかりです。手荷物預け入れの自動化然り、スマホの活用然り。

予約の時に忘れていたことと言えば、空港へのアクセス方法。市内中心部からの遠さに加えて、始発に乗って間に合うのかという疑問が生じました。調べてみたところ、なんと始発の空港到着予定時間は4:56。次発の快速電車(RE)を使ったとしても5:00着予定。どう頑張っても空港にたどり着くのは出発の1時間前。なかなかのギャンブルになりそうでした。

しかも、Google Mapsで調べたら始発はキャンセル予定とのこと!急いでBVG(ベルリン交通局)のウェブサイトでも確認したところ、前者はおそらく間違いだろうと判明したので、変更がないことを祈りながら駅に向かいました。とにかく遅延や時間変更が多いベルリンの交通事情。わりかし正確な情報を知りたい時にはBVGかVBB(ベルリン・ブランデンブルク交通局)のウェブサイトをオススメします。

ドキドキしながら駅に向かうと、BVGの予告通り始発便が表示され、最終的に数分遅延して空港に辿り着きました。早朝便は少し間違うと間に合わずかなり痛い目に遭うので、予約の際は飛行機の出発時間だけではなく、空港に到着できる一番早い時刻を確認するのがオススメです。ベルリン市内中心部からタクシーを使うと50-60ユーロはかかるので、電車が無くてタクシーを使ったり空港付近で前泊するくらいなら、安い早朝チケットを買っても結局意味がなくなるのでね。

さて、駅に着いてターミナル2に向かうのですが、途中屋根も何もない場所を歩きます。風が強くて寒かった。心配していた荷物預け入れの手続きももちろん自動化されていて、ほんの数分でチェックイン手続きは終了しました。興味本位でBERのサイトを確認したところ、ほぼ全てのキャリアが全自動化に対応しています(2025年1月現在)。当たり前といえば当たり前か。

この時点で5:10、出発まであと55分。ここからが運命の分かれ道。保安検査場に向かいます。画面にはご丁寧に現在の待ち時間が表示されていました。前回は激混み(110分とか)でこの時点で覚悟を決めました。乗り遅れそうなお姉様方と一緒の列になり、ドキドキしながらおしゃべりした記憶がモーレツに残っています。その時はギリギリ間に合いましたよ。

6-11分で通過できるらしい。助かった。

今回も乗り遅れそうな人がいたらしく、順番を追い越してもいいか聞かれました。何時の便が聞いたら6:00だと言うのであまりに早い出発時刻にワオ!と言って譲ってしまったのですが、よく考えたら私の便の出発もその人の5分後だった。空港を一番最初に出る飛行機も6:00とかだったので、今考えたら当たり前でした。

幸運なことに検査の列はそんなに長くなくて、15分くらいで搭乗エリアに辿り着きました。出発ボードを確認すると、6:00発の便はfinal callの文字が。私の便はまだgo to gateの表示になっていたのですが、5分後は我が身。

今回はオフシーズンなのもあって少し危険な賭けに出たのですが、もちろん荷物を第2ターミナルで預けた後、第1ターミナルに移動しベルリン・ランウェイを使うという裏技もあります。荷物は各ターミナルで預ける必要ありですが、何も預けないならささっと第1ターミナルに向かえばいいので楽です。こちらはかなり早く枠が埋まるので、チケット予約と同時に予約しておくことをオススメします。第2ターミナル内もかなり歩くので、結局ゲートに辿り着くまでの所要時間はほぼ変わらなかった記憶です。

ここでふと思い出したことが。イギリスってシェンゲン協定に入ってない!というわけで出国審査があります。早足でゲートに向かうと(これまた遠い!)警察のブースが見えてきたのですが、どのゲートも全市民対応。警察官の人数もかなり多く、これまた一瞬で通過できました。急いでゲートに向かうとfinal callの文字が。今はFiktionsbescheinigungを所持しているのでなかなか必要書類が多い。旅行の際は、毎回パスポート・古い滞在許可証とFBの3点セットです。

人だらけ。

ゲートを見ると、まだ搭乗は始まっていない模様。扉が開くのを待って、ライアンエアーお馴染みの地上移動を済ませます。たくさん飛行機が並んでいる様子はなかなか綺麗。生憎の霧雨だったのですが、豪雨の日にここを歩く時はどうするんだろうとぼんやり考えていました。

徒歩でぞろぞろ。

着陸してからは特にトラブルもなく、定刻通りスタンスタッドに到着しました。この時点でイギリス時間7時。早い〜眠い〜。空港にあった機械でNational Expressのチケットを購入し、バスで少し仮眠を取りました。以上、今回の空港レポートでした。

最近の空港はとにかく便利でびっくりです。まさかライアンエアーにいい意味で期待を裏切られる日が来るとは。今度はスコットランドにでも遊びに行こうと思います。

おまけ

帰りはeasyJetを利用しました。ガトウィック空港北ターミナルはほぼ一社独占状態。例によって保安検査場も空いていたので、荷物受付開始から到着10分で搭乗エリアに辿りつきました。ちょっとお高めのお菓子が市内ショップよりお得に買えたのでクッキーを二缶ゲットしました。お高級紅茶も意外なことに空港価格ではなくお得感満載。お土産を忘れて焦っている人は是非。

ベルリンに到着すると、空港に入るためのバスが来ないトラブル。この街ではちょっと勝手が違うから、とドイツ人の自虐アナウンスも入ります。入国審査は、毎回「ドイツの滞在許可証保持者」と大大と書いてあるのEU市民向けの自動ゲートを使おうとするのですが仮滞在許可証のせいなのか毎回うまくいきません。私だけでしょうか。

私、12歳以下なのかもネ

市内行きの電車に乗る人は、Sを○で囲んだマークが付いた、プラットフォーム5/6番行きのエレベーターを選ぶと歩かずに乗り場に移動できます。左隣のエレベーターと共同のボタンになっているので間違いやすいですが、正しい方は右側なので注意。電車に乗ったらものすごいアルコール臭。別のワゴンに移動してもなんか生臭いし、一気に現実に引き戻されましたとさ。

オフシーズンの旅行は、初夏などと比べると劣る部分もありますが移動が楽でおすすめできます。イギリス、楽しかった!不思議とロンドンには住みたいと思わないのですが、他にもいろいろ見てみたい場所が増えたのでよかったです。

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