脱SEOのすすめ(HP制作業者がSEOに振り回されない考え方)
はじめに
「SEO対策」という言葉をご存知でしょうか。これは、Googleなどの検索エンジンで自社サイトを検索結果の上位に表示させるための手法です。
例えば「目黒 ホームページ制作」や「目黒 カフェ」で検索したときに、自社サイトが上位に表示されると集客に大きく有利です。
しかし、競争が激化する中で、SEO対策が困難でコストがかかるものとなってきました。そこで、当社では「脱SEO」を掲げています。その理由をお伝えします。
なぜ当社は「脱SEO」の方針なのか
SEO対策が難しい理由の一つは、検索順位を維持するために時間とお金がかかることです。
多くの企業がSEO対策に力を入れるため、競争が非常に激しくなり、順位を安定的に保つのが難しい状況です。
さらに、Googleの検索アルゴリズムは頻繁に更新されるため、昨日まで1位だったサイトが突然30位に落ちることもあります。
順位を回復するための確実な方法がなく、情報収集や試行錯誤に多大な労力がかかるのです。
もう一つの理由は、SEOを意識しすぎることで、サイトが不自然で使いにくくなるリスクがあるためです。
SEO対策は「Googleの検索システムに好まれるようにサイトを作る」ことが目的ですが、これが行き過ぎると、結果として訪問者にとって使いづらいサイトになってしまいます。
例えば、キーワードを詰め込みすぎて読みにくい文章になったり、ページを無理に分割してPV数を稼ごうとする手法がその一例です。
脱SEOをすすめる理由
SEO対策にはいくつか定番の手法があります。
例えば、titleタグやh1タグにキーワードを含める、metaタグに適切なキーワードを入れる、本文を一定の文字数以上で書き、キーワードの密度を調整する、などが挙げられます。
これらは基本的な手法として効果的ですが、実際には検索順位が保証されるものではなく、長期間の試行錯誤が必要です。
さらに、SEO対策に過度に依存すると、キーワードを意識しすぎた不自然な文章や、利便性を損なうページ構成になりがちです。
例えば、地名を繰り返し使うことで検索上位を狙おうとすると、文章が冗長になり、読み手にとって不快な体験を与えてしまうことがあります。また、ページを細かく分割してPV数を稼ぐ手法も、訪問者にとっては煩わしく、結果的にサイトの評価を下げてしまう可能性があります。
では、どうやって閲覧を集めるか
当社の「脱SEO」は、SEO対策を完全にやめるわけではありません。
基本的なSEO対策は行いつつも、より大きなキーワードでの上位表示を狙うのではなく、競争が少なくターゲットに直結する小さなキーワードでの閲覧を目指しています。
例えば、「地名 + 業種 + ホームページ制作」といった、より具体的な検索語句での上位表示を狙うことで、競合が少なく、よりターゲット層にアプローチできる可能性が高まります。
これにより、Googleのアルゴリズム変更に左右されることなく、安定した集客が期待できます。また、SEO対策にかかるコストや労力を抑えつつ、ユーザーにとって有益で使いやすいサイト作りを実現します。
まとめ
SEO対策は確かに重要ですが、やりすぎると逆効果になることがあります。当社は、検索順位の重要性を理解しつつも、過度なSEO対策に頼るのではなく、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを提供することを優先しています。結果的に、これが長期的な集客につながると考えています。
「脱SEO」とは、小さなキーワードで確実にターゲットに届くサイトを作り、無理なく安定した集客を目指すこと、と当社は考えています。
オリジナルの記事:https://berkiefer.jp/blog/seo/de_seo/
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