消費者インサイトって何?
「どうしたらこの商品は売れるんだろう?」
自分の商品、サービスが思うように売れない。
どうしたら消費者から選ばれるようになるのか?
競合と差別化するにはどこに目をつければいいのか?
このような悩みを抱えている人への記事です。
私自身来年から、お客さんを儲けさせる仕事をするので必ずこの問いにぶつかることでしょう。
このような悩みを解決する考えが「消費者インサイト」という考え方です。
顧客インサイトとは何か?
顧客の潜在ニーズを購買につなげるスイッチが「顧客インサイト」です。
先日コンビニでこのような牛乳を見つけました。
「パン好きの牛乳」
この商品を見たときに、パンを片手にもってた私はつい手に取ってみたくなりました。
実はこれが顧客インサイトを上手についた好事例です。
というのも、私に「パン食べるならこの牛乳飲んでみたいな」っていう欲求を生み出したからです。
しかし、このパッケージを見るまで
パンには牛乳を、、
なんて意識していなかったので、この商品を見なかったら、牛乳じゃなくて水やコーヒーを買っていたでしょう。
このように、おそらく僕も意識していなかった、パンに合う飲み物が欲しいという欲求がこの商品によって生まれ、購買に繋がりました。
このように消費者に購買のスイッチを入れるのがインサイトです。
潜在ニーズとの違い
潜在ニーズとは「無意識の必要性」です。例えば、「パン食べたい」というニーズに本人も自覚していない「パンと一緒に飲む物が欲しい」という欲があればそれが潜在ニーズになるわけです。この時、パンと一緒に飲む飲み物が欲しいのであれば、牛乳じゃなくても水や野菜ジュースだって選択肢に入りますよね。
そこで、「パン好きのための牛乳」という訴求をすることで、「パンと一緒に飲む物が欲しい」という潜在ニーズを掘り起こして、パンを購入する人に「お、これ(牛乳)いいかも」というスイッチを入れる。
これが顧客インサイトという概念です。
なぜ顧客インサイトが重要なのか?
私たちはとても物質的に豊かな時代に生きています。欲しいものがあれば、数ある選択肢の中から、安価に、そこそこ品質がいいものを購入できます。
その時代では、商品の品質はある程度担保され、品質や機能で差別化するのは難しい。そこで、企業としては商品やサービスを選らんでもらうために、新たなニーズの掘り起こしをする必要が生まれたのです。
でも、消費者心理もわからず、顧客が求めていることを知らずに、売ろうとしても売れません。なので顧客インサイトが重要なのです。
重要なのは分かった、そのやり方を教えてくれ!
という声が聞こえてきそうなので、次回は「3分で理解できる顧客インサイトの見つけ方」について書いていきます。
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