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「大学」へ行くという選択肢

今の時代、大学には行く必要がない、とも言われている。

実のところ、私は大学を出た。
実際社会に出てみて、学んだことと全く関係のない職種に就いた。
今は少し関係があるが、また関係ない仕事をし始めるだろう。

そう考えると、別に大学に行く必要性はなかった。

ただ、もしも、大学に行くか迷っているなら、
ひとつだけ言いたいことがある。

もし仮にこれから先、海外で就職することを視野に入れているのならば
まだ大卒の資格は有用である。

日本の大学で海外でも有名なのは東大と京大くらいなのだから、それ以外の大学は、あまり評価されない。

一方で、たとえ日本で有名な大学でなくとも、海外で「大卒」という肩書があるだけで応募できる職種が広がる。

もちろん、大学に行かなくても、勉強はできるが、
未だに「大卒」という肩書は大きな役割を持っている。

ヨーロッパでは、社会人を数年経てから、大学院に行ったり、
MBAコースを取る人も結構多い。
その時も、大卒であることは条件になっていたりする。

とりあえず「大学」に行くという考え方は、もはや今の時代にはそぐわないが、将来の居住地も考えながら、選択肢として考えるのは悪くないと思う。

私の高校は、98%が大学に行くという進学校であったこともあり、
たいして考えもせず、大学に行くのが当たり前だと思っていた。

本当に残念であるが、真剣に人生について考えられていなかったと今になって思う。

大学に行くことがひとまずの「ゴール」になっていたからだ。
その後、本当に苦労した。

あの時の自分に言いたい。

どんな人生を歩みたいのか、色んな選択肢を考えてから決めろ、と。

一人で想像するのが難しいなら、色んな人の人生を聞いてみてほしい。

高校生くらいの若い人が色々な大人に会うのは難しいかもしれないが、
今なら色んな人の自伝や、映画やYoutubeなどの動画でさまざまな生き方や考え方を学ぶことができる。

私は、10代のうちに、そうした他の人々の人生や考え方にもっと触れたかった。

今の10代の方には、「お勉強」だけでなく、
自分の価値観に刺激を与えるような「出会い」を大事にしてほしいと思う。









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