楽譜ホルダー探しの終着点
譜めくり周りに関するちょっとした不便を減らしたい件、のつづき。
関心ごとその2 楽譜ホルダー
次のレッスンで何見てもらおうとずいぶん考えて、やっぱり雨だれにしようと決め、エキエル先生版のプレリュード集から15番 雨だれをコピーしてきました。4ページあります。
自宅、レッスン、スタジオ、実家…とピアノの練習場所が複数あり、楽譜の持ち運びは必要分だけをピックアップするスタイルです。
スクラップブックでマイ曲集にしてあちこちの曲集に散在する好きな曲を集めたものを作っているのですが…特に実家へは電車移動なので、短期間の滞在であまり弾けない時はそれさえも荷物になると感じるときがあります。あと、やはりレッスンに持っていくときは、さっと開けるピアノピース状態にしておくのが取り回しが楽。…ということで、レッスン用の楽譜はマイ曲集とは別に用意することに。
4ページなのでテープでつないで譜面台にそのまま載せてもいいのですが、荷物を増やしたくないとは言いながら、結局紙のまま譜面台に直置きではなく楽譜ホルダーに入れることにしました。
楽譜ホルダーを使う理由
・長期&高頻度の使用によるダメージ軽減
・エアコンなどの風でヒラヒラしてほしくない
・譜面台の幅以上に楽譜を広げることができる
楽譜ホルダーや台紙をネットでいろいろ探しましたが、落ち着いた先は
キングジム カキコ2面タイプ
です。変な絵柄もなくてシンプルですっきりしており、申し分ない。(よくある、ト音記号とかよくわからない音符を散らした絵柄は要らないです…)
ほんとはクリアフォルダーの下の閉じてある部分を破ってA3を二つ折りにしたシートでもいいと思っていたくらいですが、さすがに見た目が悪いので…。
カキコシリーズに限らず、楽譜ホルダーとして使える商品はたくさん売られていて、3面、4面タイプや、もっと多くをセットできるジャバラタイプもあって最初の頃はだいぶ迷ったんですが、多面タイプって足りなかったり多すぎたりで結局中途半端になりそう。そもそも重そう。レビューを読むと勝手に閉じてしまうという不満の声も気になりました。結局一番シンプルに2面が一番いいやと思いました。そもそも自宅の譜面台が小さいので、ごついのは乗せづらいのでした・・
2面タイプで十分だと思った理由
コピー譜をA4サイズそのままセットすることがない
楽譜ってA4に近い大きさではあるけど、だいたいやや大きめ。しかもコピー機ってギリギリまで入るわけではないようで、単純に等倍でコピーすると見切れてしまいがちです。そして仮に入ったとしてもコピーの具合でどうしても斜めになったり、耳(紙面の端の影)ができてしまいます。なので、やや縮小してコピーしたものを、できるだけまっすぐな状態で見えるように端をカットして、最終的にはA4より一回り小さい楽譜になります。これをA4の4面タイプにセットしようとすると、ページとページの間が間延びしてしまい、視線の動きも大きくなりすぎる感じがして使いづらいように思いました。
ちなみにエキエル先生版のプレリュード集はA4よりもすこし幅広でした。きれいに収まるようにコピーすると90%くらいにしないといけなくて、端をカットするとだいぶ小さくなってしまいました…。
テープによる製本と組み合わせれば自由度up
先日スクラップブックを使ったマイ曲集づくりをしたことで、2面タイプだからといって楽譜2面しか貼れないわけではないことを学習しました。今回は4ページと見渡せる幅なので、譜めくりなしで置けるようにテープでつないで貼りました。ページがもっと多くなっても、中の楽譜をジャバラにするとか、何かしら工夫できそうな気がしています。
端っこのページ垂れる問題への簡単カスタマイズ
グランドピアノは譜面台が大きいので問題ないのですが、実際4枚つなげた楽譜を自宅の譜面台に立ててみたところ、台の幅が狭いので両端の紙が垂れて見づらくなってしまいました。いくら譜めくり不要でも見づらかったらストレスなので…ということで、家の中を見回したら、ちょうど100均で買ったポリプロピレンのシートがありました。少し厚手のもので、偶然にもカキコホルダーと同じマットタイプのクリアカラー。これをカキコホルダーの内側に同じくクリアカラーの養生テープで貼ってみたら。パタパタ開いて閉じられる簡易延長ホルダーができあがりました!4面タイプとほぼ同等機能!開閉しやすいうえに、勝手に閉じてくることもないので、これはとても便利だと思いました。思い付きでやった割にはめちゃくちゃ良い塩梅!
紙の台紙よりたぶん低コスト
カキコホルダーは、上下にフラップがついていてA4の紙を挟みこめるようになっているのですが、あえてそれは使わず楽譜はテープで貼りつけて使うことにしました。フラップ部分で紙が隠れないので隅々まで好きなところに書き込むことができます。
そして、ぶじ曲が仕上がって別の曲のレッスンに入るときには、ホルダーから簡単に楽譜を取り外せるようにしています。
コピー譜の裏側にメンディングテープを貼っておき、そこに小さめにカットした両面テープをつけて2ページ目と3ページ目の各4点をホルダーに固定しました。メンディングテープで保護することで楽譜を痛めることなく剥がせて、取り外した楽譜を保管しておくことができるようにしました。
紙の楽譜台紙を100均とかの画用紙で手作りするか、既成のものを買うことも考えたのですが10部セットとかで売られていてそこそこ高くつく上、そういくつもいらないなということで、楽譜ホルダーを使いまわそう作戦です。
っとまぁ、弾き始める前の楽譜の準備にまぁまぁ時間がかかっています。お金をかけずに身の回りにあるものでできるちょっとした工夫って、うまくいくととても嬉しいので結構好きで楽しめています。
試験勉強の前になぜか机の片づけを始めてしまうパターンにも似ているような・・・・。
さて明日のレッスンに向けて少し練習しておかなくては。