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緊張の体験レッスン

いろいろこじらせて
自分の弾くピアノの音を聞かれることが怖くなった人が

ピアノをまた弾こうと思い立ち
30年ぶりに先生につこうと決心し
勇気を出して近所のピアノ教室に連絡を取り
先生に会ってきました

という話

さっそくのスケジュール変更

ネットで調べたピアノ教室の先生と連絡がつき、約3週間後に体験レッスンの約束をしていたのですが…その連絡の翌日、先生からSMSがあり、

コンクールの審査が入り出張となったので、1週間延期お願いしますと。

もちろん、承知しました、以外に言うべきことはなく、お忙しいだろうとひとことだけお返事。

ですが内心
問い合わせから1週間連絡つかず、その後さらに延期…
もしやご縁がないのでは…
不安な時ほど超絶ネガティブ思考が得意になってしまうこじらせぶりをフルに発動しておりました。

弾けるようにはなりたいものの、見てもらうのが億劫…という気持ちの割合がどんどん大きくなりながら、それでもなんとか気持ちを奮い立たせて日々体験レッスンに向けて練習を続けておりました。

体験レッスン前々日、教室の場所を下見に行く

最初に会話したときに、教室の住所は教えていただいたのですが、わかりにくいので当日現地に着いたときにお電話くださいと言われていました。

住所からだいたいの場所はわかったけど、わかりにくいってどういうこと??と思い、迷って遅刻をしないようにと思い、前々日に仕事が終わってから歩いて教室まで行ってみました。ストーカーかよ。

で、下見の結果やっぱりだいぶ迷いました。
住所までは問題なく行けたのですが、建物の構造が独特。オートロックはなく建物自体はオープンだったので、おそるおそる部屋までのルートを確認…。建物の中が迷路状で目的の部屋番号の前に立つまでに30分くらいウロウロ。不審者かよ。

体験レッスン前日、先生からご連絡

下見も済ませ、持参するものも準備、あとはいよいよ…というところで、先生からSMS。

え、もしやまた都合が悪くなったとか…?

もう悪いことしか考えない回路に入っているので、いろいろ妄想しながらスマホを見ると…

明日XX時、よろしくお願いいたします

という内容の、お気遣いのリマインドでした。。
悪い方にばかり取ってしまってすみませんでした。。

と思いつつ、いろいろ気を巡らせて、お礼に加えて、以下を尋ねました。

着いたらお電話をということでしたが、お約束の時間ちょうどでよいでしょうか?、と。

これに先生困惑、
XX時には間に合わないのでしたっけ?

あぁぁまたしてもかみ合わない、もしかして相性わるいのか!?!?(滝汗)

通常人と会う約束がある時は少し早め到着がベターかなと思っていますが、今回はピアノ教室。前のレッスンの方の邪魔をしないように、早すぎはよくないだろうという思いから確認したのですが、先生にとっては何か想定外の発想だったのかもしれません。

あわてて確認の意図と、約束の時間通りに訪問予定である旨を返信したところ無事誤解が解けて、承知しました!気をつけてお越しください♪と。

なんか仕事のやりとりより緊張しているではないか…。

体験レッスンに向けて用意したもの

  • カレンダー

  • ノート

  • ペン

  • 直近の目標である「金婚式」の楽譜

  • 好きな曲(頑張れば弾けそうと思うレベル)のメモ

  • 目指していること

10/18、いよいよ先生にご対面

下見の甲斐あり、無事約束時間までに教室にたどり着き、むしろ早くつきすぎて近所をウロウロする事態となりました。またしても不審者。
時間ちょうどにドアの前で電話をしようとおもったら、ちょうど前の生徒さんが出てこられ、入れ替わりで教室に足を踏み入れました。

簡単なご挨拶のあと
30年ちかくブランクがあることと、まず一番優先してやりたいこととして、1年ちょっと先に「金婚式」を弾けるようになりたいことを伝えました。

これに対して先生は、目標が1年以上先ということに驚かれた様子で、それだったらすぐに終わっちゃうと思いますよとのお言葉でした。

もしかしたら、1曲弾けるようになるためだけに習いに来たと思われたのかも?

そこで、「あ、でもそれだけじゃなくて、いくつか好きな曲弾けるようになれたらいいなと思っていて…」と、弾けるようになれたらいいなリストを出して見せたら、この曲はすぐできそう、この曲は意外と弾きにくい、等々ひとつずつにコメントをくださいました。

えっ、今日もう弾くの?

じゃ、弾いてみましょうか

と軽く言われ、ピアノを弾くよう促されました。
どんな教室かとか、スケジュールはどうするとかそういう話くらいかなと思っていたので

ほぼほぼ弾けないんですけど、、では
(心の声:おおぅ、今日いきなり弾くんですかっ)

…と頭の先からつま先まで震え上がりながら、練習してきた金婚式を弾きました。

緊張しまくっていつもはしないミスを連発しながらどうにかこうにか最後までたどりつけました。

えっ、だいたい弾けてますねどれくらいやってました?

あらためて
4歳から大学に入るまで習っていたこと
その間にやってきた教則本のこと
申し込みから体験まで1か月あるうちに練習したこと
等々お伝えし。

弾けていると言っても、楽譜を読んで、音を拾えている、というレベルに過ぎないですが、事前に聞いた話から想像していたよりは、ちゃんと弾けていたのかもしれません。。。1か月ほぼ毎日練習したしな・・

I can't speak English って言って、いや、今英語しゃべったじゃん!って突っ込まれる感じと同じだったかも、今になっては思います、、

自己肯定感低い自覚はあり、そのようにあちこちからも言われますが、ここでも同じだったようです。

生徒としての再始動、決定!

レッスン内容の詳細はまた別に切り出して書こうと思いますが…
体験レッスンにもかかわらず、かなりしっかりと時間を取ってたくさんの指導をしてくださいました。
とにかく独学では気づけないことばかり、かなりの収穫です。

ひとしきり話をし、
そういえばこの人まだ生徒じゃなかったわ、というような空気が流れた後…

あ、それで、、、どうされます?

との先生の問いかけに、よろしくお願いします、と即答しました。

時間についても、希望通り1時間いただけるとのこと。
体験まではなかなか都合が合わなかったスケジュールも、翌週から年末まで毎週OKということで、年末まで毎週休みなく通うことになりました。
体験は無料でしていただき、毎週金曜日のレッスンということになり、10月は1週分、11月は5週分あったので、合計6週分をお月謝1か月半分ということにしていただきました。

前向きに受け入れてくださって、よかったーーーーーー

と、最後までドキドキを引きずりながら帰りました。


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