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【ドッソレスホリデー記念】よく練られた地獄・アークナイツが2周年だからここ2年間プレイしてきて感じたことを書いてみる

身もフタもない率直な感想を正直に言うと、飽き性の自分が凝りもせず、よく2年もプレイ継続しているなーと思います。

何かって?アークナイツっていうゲームなんですけど。

ついに来ましたね。真冬の水着イベント、ドッソレスホリデー。
季節感が180度捻じ曲がってるのは、もうアークナイツの風物詩ですよ。

このイベントについて、大陸側で開催当時に物議を醸しだした件については、今回は触れません。いや、ちょっとは触れるかもしれないけれど。

大事なのは、ここ2年アークナイツをプレイしてきて感じた良かったこと・悪かったことを含めて、個人的に感じたインプレッションの記録を残し、既にアークナイツをプレイしているドクターの共通認識を呼び起こし、或いはまだ未プレイの人に、「こんなゲームなのかー」という情報をシェアすること。これに尽きると思います。

プレイ開始から1年半程度の時点で私が感じたことは、↑こちら↑のエントリに残しています。ゲームの概要とか、「ここがスゲー!」って感じる印象に関しては、こっちの方が熱量ぶつけて書いているので参考になるかもしれない。読んでね。

それではやっていきましょう。

【ここがよかったよアークナイツ編】

■未だに飽きがこない

これはもう、心底間違いないです。
ソシャゲ飽き性且つ堪え耐性/zeroマンの私が、忖度なしお世辞抜きでめっちゃ感じてます。(お金はもらっていないです)

毎回イベントで新しいゲームとしての楽しみ方を提示してきたり、その都度新しい攻略編成を試してみたくなったり。
で、フォーカスの当たるオペレーターや周辺キャラクター、明かされていく組織構造やストーリーに深みが増し、感情がめちゃくちゃに高まってズブズブとハマっていく。よく練られた地獄です。

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直近で言うと「連鎖競技 "ヒュムノイの叡智"」
年末年始の時期に1週間と短い期間の開催だったけど、これはまた以前開催された「ローグライク」とは異なった縛りのある、独自ルールでのイベントでした。

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▲連鎖競技では道中のステージをクリアし、クリア編成に使用したオペレーターでステージを防衛させることで、最終ステージに追加の敵が現れる。防衛したオペレーター達は以後のステージに投入することはできない為、道中のステージに誰を配備させるかが問われるのが、連鎖競技の特徴。(防衛メンバーはステージをクリアしなおせば再編成可能)

手持ちのオペレーターを全て縛りなく順濁に使えることを前提とした場合、アークナイツの基本的なゲームルールって、ほぼ「予定調和」の上にあると思うんですよね。
ステージ開始前の攻略編成を作った段階で、もうそのステージがクリアできるかどうかは70%くらい決まっている。あとは既定のタイミングで流れてくる敵を処理するだけ。残り30%はオペレーターの配置順とスキルの発動タイミングが、クリアの成否に関わってくるくらい。

でも「ローグライク」「連鎖競技」も、この予定調和のルールをぶっ壊しに来てるんですよ。だからゲームに新しい発見がある。

例えば、ステージに適性のないオペレーターや低レアのオペレーターで組んでも、残りの割合を占めるドクター側の知恵とプレイスキル次第で、どうにでも100%に近づけることができる。つまり、予定調和の中にも創意工夫の余地が残されているんですよね。
これがプレイヤー単位で攻略スタイルに差が出るところで、同時に個性が出て面白いところ。パズルのピースを枠の外側から埋めるか、真ん中あたりから埋めるか。どちらも正解なんだけど、どの角度から攻めるかはプレイヤー次第。こういう点も、単純に飽きが来ない要因の1つだと思っています。

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あとは実験的ながらも、他プレイヤーとの協力プレイを前提とした「ロドス防衛協定」も、期間限定でしたがユーザー側に新しい楽しみ方を提示してきたよい例だったかなと。次回は改善点を克服しグレードアップしたシステムで遊んでみたい気もしますね。

■推しを詰め込む編成を考えるのが楽しい

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正直、自分がアークナイツをプレイしていて一番楽しいと思う瞬間がこれ。
推しを編成に詰めるだけ詰め込み、互いのシナジーを活かして、いかに高難易度のステージを安定してクリアできる組み合わせを考える。

※※↑の画像の場合↑※※
自分は特にブレミシャインマドロックの2人が、性能はもとよりキャラとして好きなので、必ずと言っていいほど毎回攻略に採用しています。
ブレミシャインはマドロックのS2回転率を大幅に上げる素質を持っているので、この2人の噛み合いの良さを更に伸ばす方向で編成をよく考えたりします。
ブレミのメイン火力であるS3で自分に回復の手が回らない欠点を、パラスを後ろに置くことで補完しつつ殲滅力をアップ。ついでに重装にしてはやや打たれ弱いという欠点をウィスラッシュの素質でカバーしながら、単騎での殲滅能力が高いマドロックやブレイズにもバフを付与。
空いた枠で対空要因だったり高火力術師を置いたり。アイリスはブレミとも相性いい上に火力数値は術師の中でも群を抜いてるので、医療オペレーター抜きで耐久面を担保しながら物理術火力共にかなりの高水準を保てるのがこの編成の強み。
一番推しのサガは永久に編成から外すことはないでしょう。サガとテンニンカの組み合わせが強いし、ブレイズのS2点火を劇的に早めることもできる。必要に応じてバグパイプも入れたら序盤のコストやりくりと殲滅で困ることはほぼないです。

もちろん適材適所がこのゲームの肝でもあるんだけど、オペレーター同士の性能とかカップリングとかを含めて、自分の案じたプランが目に見えて結果に結びつくのが嬉しいんですよね。
タワーディフェンスゲームとして、よりキャラクター単位で愛着を持ってゲーム采配できる仕組みは、モチベーションを保っていく上でもかなりウェイトが大きい要素でした。

■やっぱり音楽がめちゃくちゃいい

毎度ながら音楽が本当にすばらしい。どの画面を開いてもかっこよくてセンスにあふれた音楽が流れてくる。

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▲イベント時はこいつらみたいにより気合の入ったBGMでドクター達を戦意高揚してくれます。プレイするのがより楽しくなる。

しかもイベントごとに使いまわしじゃなくて、ちゃんと専用のテーマBGMで煽ってくれるんですよね。それも一流コンポーザーの錚々たる面子が作曲した楽曲で。
音楽に関してはもはやソーシャルゲームという枠を超えて抜群にハイクオリティだと思います。

■何だかんだガチャがやさしい

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これは捉え方にもよると思うんですけど。自分はアークナイツのガチャは相当緩い方に該当すると思います。
闇鍋なし、恒常とリミテッドの差はあるけれどリミテッドは天井あり、排出率向上の救済措置あり。どっちかって言うと日常的に育成する為に周回用の石を割る方がランニングコストがかかっている気がします。月680円の月パスが一番コストパフォーマンスが高いというのもよい点かなと。
但し、ダブルピックアップや連合作戦時に特定オペレーターをピンポイントで狙うのは結構地獄かもしれない。欲しい子は初回の単独ピックアップ時に回すのが吉です。

また「高レアオペレーターを完凸して限界まで育成しなきゃ満足できねぇ!」って人には旨味は薄いかなと思います。
一部オペレーターを除いて、凸するメリットはそこまで高いとは言えないし、アークナイツは普通にプレイする範囲なら限界までオペレーターを育成する必要がほぼないです。

ちなみに自分は通常運用するオペレーター達は、「最低でも昇進2レベル50~60がライン」と線引きして育成してます。これで通常ステージはおろか、危機契約の高等級もこなせています。このラインはもっと低くてもいいかもしれない。なので自分に合ったプレイスタイルを維持しやすいです。


【ここがよくなかったよアークナイツ編】

■アップデート時の細かなオペレーターの仕様変更の告知が大体的になかった

大陸版で特定職種のステータスや素質がアップデートでテコ入れさたら、それが後に日本版やグローバル版にも実装されることになるんだけど、この告知が疎かだった。
例として挙げるなら、教官型前衛や跳躍型術師の性能向上。少なくとも一番プレイヤーの目に留まるであろうTwitterや生配信内ではその案内がなかった筈です。ゲーム内でステータスを見て気付くか、公式ページを見て回らないと見つけられないくらい。

それまで不遇と散々言われてきた職種がテコ入れされるんだから、(実際のテコ入れ内容はさておき)人によってはオペレーターの運用方法もガラリと変わるくらいのことなのに、プレイヤーへの配慮が手薄。この点はいただけなかったかも。

■とあるオペレーターの声優変更に対して

これは内容がデリケートな問題なだけに、ハイグリならともかく、日本国内のパブリッシャーであるYostarがお気持ち表明したところでどうにもならん、っていう一面はあると思います。
具体的な内容については本エントリ内では追及しません。気になる人はGoogle先生に「アークナイツ 声優変更」って聞いてみてください。
中国のゲームをプレイするということは、こういうことも起こりえるんだという、1つの事例でしょう。

ただ個人的な意見として、交代後の新人声優さんの演技を聴いた時には、涙腺が緩んでしまうほど頑張ってくれたんだなーという感情がこみあげてきました。
またこの件に関しては、ハイグリもYostarも完全にとばっちりに近い形でのやむを得ない措置だと思うので、限界まで前任の声優さんの声を使ってくれてたんだな、とも思います。

■日本国内のグッズ充実度の不足

本件を語る前提として、この石割り氏のつぶやきを踏まえておきましょう。

石割り氏のつぶやきを見る以前の自分は、「アークナイツのグッズ日本でももっと増えないかな~Yostar君仕事してくれよ~」なんて思っていたわけです。
それまでYostar公式で発表されたグッズと言えば、SEIKOとコラボした腕時計だったり、シルバーペンダントだったり、タペストリーだったり、どれも結構値が張るグッズばかりだったんですよね。

その反面で、大陸情報を見ると何やらアクリルスタンドやらぬいぐるみやら、スナック感覚でつまめるグッズがたくさん出回っている。さすが本国だ、充実度が違うぜ。
自分のフォロワーさんの中にも個人輸入して大陸グッズを買っている人もいるので、これを見ちゃうと輸入に頼らなくとも日本で気が向いた時にポチれるライトなグッズが欲しくなるのは当然でしょう。
ところが肝心の日本のYostarのオフィシャルショップには、高級志向なグッズばかりが並び、簡単に手を出せるグッズのラインナップが少ない。この状況にすごくヤキモキしていたんですね。
(今となってはねんどろいどとかフィギュアとかのアークナイツ関連グッズがそこそこ充実してきたとは思うけど、最近のフィギュアも数年前に比べてだいぶ高くなってはいるんですよね)

そこで前述の石割り氏のつぶやきに戻るわけです。
そもそも大陸側と他の国では販売権利自体が違う。なので大陸版のライトなグッズが日本で出回ることはない、と。

これはもう仕方ないよな、という感情です。

日本でアークナイツがローンチされても人気が出なければ、独自のグッズ開発も販売もできないだろうし、ましてや大量に在庫抱えて保管コストはかけたくないだろうし。そりゃ受注品が多くなるわけです。

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ただ、こうして2年目の節目でヴィレヴァンとのコラボで魅力的なオタクグッズがようやく溢れてくれそうなので、そこはYostar君の企業努力を誉めるべきところでしょうか。
ヴィグナは一番ヴィレヴァンが似合う女。アクリルバッジ欲しい。

ただ、生配信でも告知されたソラの歌やその他楽曲のアナログレコード、あれはやりすぎじゃなかろうか。
裏を返せば、グッズ1つにもこだわってますよ、って言うのをアピールしたかったんだろうけど、大半のユーザーはアナログレコードプレイヤーなんて持ってないだろうし、音源配信とアナログレコード両立という道はなかったのだろうか……。

この点はもう少しグッズ内容の調理の仕方と展開方法で、今後のYostar君に期待するとしましょう。

ただね、もう少しTwitterの公式アカウントには関連グッズの告知に対して温度感持ってアピールしてもいいんじゃないかな、とは思います。(コラボ切手の情報はノータッチだったので)

■2年目から3年目にかける期待

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細かいことを突けばもっと語りたいことは山ほどあるんだけど、とりあえずざっと思いつく限りで書き連ねてみました。

当然、アークナイツというゲームがまだ成長途中であり、その運営もパブリッシャーも成長段階にあるので、頭ごなしに「最初から完璧な物を用意しろ!!!!」なんて無茶は思っていません。
前述しましたが、悪い点を差し引いても、よくもソシャゲ飽き性の自分がこれだけ楽しませてもらえるコンテンツを作ってくれてるなぁと思います。
多分、個人的にこのゲームとは波長が合う部分が多いとは思いますが。深みにはまっていくほど魅力がどんどん出てくる、本当によくできた地獄です。
3年目はよりもっと狂えるような地獄を用意してもらいたい。

人がゲームをはじめるきっかけなんて単純でいいと思うんですよ。
システムだったりイラストだったり音楽だったり、どれかがツボに入ればいいわけで。自分の場合、これらがたまたま経絡秘孔を突かれたレベルでアークナイツ君にもっていかれただけです。
でも、このゲームが持っている魅力って、きっともっと多くのプレイヤーが体験してもいいと思うし、ポテンシャルがあると思うんですよ。

2周年記念イベントのドッソレスホリデーを開催を機に、アークナイツ未体験の人は、この地獄の片鱗に片足くらい突っ込んでみてはいかがでしょうか。

現場からは以上です。



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