フルリモート&フレックスで働く、BeProudエンジニアの1日を紹介: TRACERY shimizukawa編
こんにちは、BP広報のmogです!
株式会社BePROUD(以下、ビープラウド)では、2023年3月よりフレックスタイム制度を導入しています。
また、2014年からは週1日のフルリモート勤務を実施。2019年からは週5日のフルリモート勤務も社員主体で検討し、導入されています。
今回、フルリモート&フレックスタイム制度でビープラウドのエンジニアはどう働いているのかをインタビューしてきました!
フレックスタイム制度導入から、半年
ワーク・ライフ・バランスを大切にするというのはビープラウド内で常に意識されていること。働き方改革の一環として、社員と共に検証を重ね、導入となりました。
そんなフレックスタイム制度の導入から、半年。
「フレックスタイムで、BPエンジニアはどんな風に働いているの?」
その実態をお伝えすべく、エンジニアの皆さんにインタビューをしてきました。
清水川さんについて教えてください
ビープラウドでは様々なプロジェクトが動いており、今回は三つのプロジェクトからそれぞれ一名ずつご協力いただきました。
この記事では清水川 貴之(shimizukawa)さんにインタビューした内容を紹介します。まずは、清水川さんがどんなお仕事をされているのかを教えてもらいました。
BP広報(mog): 担当されているプロジェクトについて、簡単に教えていただけますか?
清水川: TRACERY(トレーサリー)は、システム開発のためのドキュメントサービスです。クラウド上でサクサク設計し、手軽に情報をつなぐことができます。文書作成、図の描画、DB設計、用語管理など、複数のツールに分かれてしまい分断されがちな情報を1箇所で作成できます。また、Google DriveやGitHubなどのサービスと連携することで効率よくドキュメントを作成できます。
プロジェクトの 技術構成 を業務に差し支えない範囲で教えていただきました。
サーバーサイド: Python, Django, Django REST Framework, Celery, Sphinx
フロント: Vue3/Nuxt3/ Vuetify3, drawio, markdown-it, MermaidJS, PrismJS
インフラ: AWS, Terraform, Sentry, GCP Firebase
BP広報(mog): プロジェクトではどんな業務を担当されているんですか?
清水川: プロダクトの要件定義、設計、サーバーサイド開発、フロントエンド開発、リリース、運用まで担当しています。
BP広報(mog): サービスの開発工程に、一貫して関わっているんですね。広報チームも社内で活用していますが、今ではなくてはならないサービスです。いつもありがとうございます!
実は清水川さん、現在 フィリピンでご家族と一緒に暮らして いるんです。
ビープラウドは日本企業なので、フレックスタイムでも コアタイムは日本時間に合わせて設定 されています。
どのように日本のメンバーと連携しているのか、じっくりお話を伺ってみましょう。
フレックスタイムでの働き方について
ある1日のタイムスケジュール
教えてもらった1日のタイムスケジュールを、円グラフにまとめてみました。
……朝が早い! すみません、まさか 朝4時に起床されている とは思わず、どうしても言わずにはいられませんでした。しかも、最初の業務開始時間は、起床から一時間後。全体を見ても、業務時間とプライベートの時間が、 一日の中で何度も交代している のも興味深いです。
もしや小刻みの原因は 時差にある のでしょうか?気になるところです。
フレックスタイム制度をどう活用されているのか、さっそく詳しいお話を聞いて行きましょう。
BP広報(mog): フレックスタイム制度を『うまく活用できている』と感じる場面を教えてください。
清水川: 幼稚園児がいる都合で夕方以降残業ができないため、朝早く仕事を開始しています。
BP広報(mog): さっそく早起きされている理由を聞けてしまいました。お子さんが小さいと、目が離せませんよね。
清水川: えぇ、そうなんです。夜は子供と同じ時間に寝ていることもあって朝4時に起きる生活をしていますが、 フレックスタイムで(日本時間の)5時から稼働できる ため活用しています。
BP広報(mog): 弊社のフレキシブルタイムは、朝は5時~10時、夜は15時~21時30分 までと大きく幅がありますもんね。まさか朝の方をフルに活用されているとは思わずびっくりしました。
清水川: 以前は起きてから朝5時を待つ必要がありましたが、今年の夏にフィリピンに引っ越してからは 朝4時(PHT)が日本の朝5時(JST) なので、 生活スタイルにちょうど合う ようになりました。
BP広報(mog): 時差がかえって生活時間と業務開始時間を合わせてくれている、ということですか。 国が違えば生活ががらりと変わる でしょうし、もっといろんなお話が聞けそうです。他にも何か、活用できている部分はありますか?
清水川: 朝は、個人活動の時間 に充てることもあります。カンファレンスのプロポーザルが通った際にトークの準備に充てたり、技術書籍の執筆や翻訳などを行っています。これらの作業に時間を充てる必要がある時は、(ビープラウドの)仕事は コアタイムの5時間だけ(10時〜15時)という日が続く のですが、 稼働時間は1カ月で調整すればよい ため、トータルでは月の残業が数時間というくらいに落ち着いています。これもフレックス制度が使えていることによるメリットで、とても助かっています。
趣味や副業の状況に合わせ、会社で決められた労働時間を調整して時間を作れるのは、フレックスタイム制度の利点ですね。
また、清水川さんは起床時間を調整して フレキシブルタイムの幅をうまく利用 し、お子さんとの時間を確保されています。小さなお子さんがいると、送迎や寝かしつけ、と傍を離れられない時間も多いですから、そういった 生活の軸をどこにもってくるかを計画して使いこなす のが目から鱗でした。
そんな清水川さんのタイムスケジュール、詳細な内容を見て行きましょう。
起床後にコーヒードリップというのは優雅な感じですが、その後がなかなか忙しそうです。
やはり注目すべきは朝でしょうか。起床される時間が早いだけあって、 お子さんの送迎までに合計三時間、既に働いていらっしゃる んですね。
もちろんご本人の努力あってこそなのですが、ここまでフレックスタイム制度を文字通りフル活用されていると、チームとの連携についても何か面白い話が聞けるのではないかと期待してしまいます。さっそく聞いてみましょう。
フルリモートワーク+フレックスタイム制度でのチーム連携について
BP広報(mog): チームで情報共有に使っているツールと用途はどういったものがありますか?新規メンバーが加入した際に案内する内容を教えてほしいです。
清水川: フロー情報は Slack 、ストック情報は TRACERY 、コードは GitHub で共有しています。
BP広報(mog): 担当されているTRACERY、当たり前かもしれないのですが、チームでも活用されてるんですね!
清水川: はい。TRACERY開発チームでは開発の初期段階からTRACERYを使い始めました。ドッグフーディング(自分で日常的に利用して使いやすさを確認すること)というやつですね。TRACERYはドキュメント作成時に手間になりがちな作業を省力化できるので、日々のドキュメント作成に活用しています。GitHub IssueのサジェストやGoogle Driveのサジェストなどの外部連携が便利です。また、作図機能が組み込まれているので、1つのサービス上で作図と文書作成をシームレスに行えるので助かっています。
BP広報(mog): チームでの連携でもう少し聞きたいんですが、日々共有する内容はどんな内容ですか?
清水川: 稼働時間は異なっていますが、毎日の朝会でその日のやることを共有しています。あと、やはり時差があるのでそこは工夫もしていて、Pull Requestのレビュー依頼等は、Slack連携で自動的にメンションになるように設定して 非同期のコミュニケーションを円滑に しています。
BP広報(mog): Slackで連携できるのは便利ですよね。通知も設定した時間で自動でオフになるようにできますし、生活時間が他とずれている状況では、そこもワーク・ライフ・バランスを大切にしていく中でありがたい機能だなと思います。
時差をポジティブに活かして仕事と生活とのバランスを取っている 清水川さん。しかし、 時差で苦労された経験もある ようです。
BP広報(mog): タイムスケジュールの違いや情報共有について、もし失敗談があれば教えてください。
清水川: フィリピンからのリモートワークは1時間の時差があるので、 仕事用Macの時計は日本時間で表示 することで時間の勘違いをなくすようにしています。それでも、他の時計はすべてフィリピン時間(GMT+8)なので、混乱して、せっかく日本時間に合わせた時刻にさらに1時間足して行動してしまう事が何度かありました。
BP広報(mog): 想像しただけでも、どっちがどっちの時間だっけ 、と頭を抱えそうです。
清水川: 今は、 時計を見るのではなく、Meeterという常駐アプリの「(カレンダーの予定まで)in 1h26m」という表示を見て行動 しています。
BP広報(mog): 時計を軸に自分で判断するのではなく、予定として通知されるよう設定しておけば混乱も減りますね!
行動の基準にする時計が二つあるという状況を、 アプリを使って克服 された清水川さん。国外でのリモートワークを考えている方、一時的にイベント参加等で国外で仕事をする必要がある方は、参考にしてみてもいいのではないでしょうか?
フレックスタイムで働くコツ
BP広報(mog): 最後に フレックスタイムでの働き方のコツ をお伺いしたいです!
清水川: チャットに書く、毎日の朝会で状況を共有する、すぐ音声会話する。これを繰り返すことで、認識のズレが小さいうちに解消できています。
BP広報(mog): チャットはログも残って便利ですが、音声会話でのニュアンスやその場ですり合わせていく感覚はすれ違いを防ぐには大事だなと思います。
清水川: また、フルリモート勤務では運動不足、日光不足になりがちなので、昼休憩で散歩をする、ジムに通うといった行動も欠かせません。
BP広報(mog): 耳が痛いです。でも、ビープラウドのメンバーって積極的に運動を取り入れる方が多いので刺激も貰っています。
ワーク・ライフ・バランスを大事にする というのは、何も時間の使い方だけではありません。一人ひとりが自分の健康も大事にしよう、という意識は、フレキシブルに働けるからこそより強くなるのかもしれません。
何をするにも体が資本、といった健康意識も感じられる内容でした。
BP広報(mog): すみません、先ほど最後と言ったのですが、もう一つだけ、タイムスケジュールで気になったところを聞いてもいいですか?
清水川: はい、何か気になるところがありましたか?
BP広報(mog): ありがとうございます!
夜の部分にあった「家族の団らん」は、どんな風に過ごされているのかな、と気になりまして、よければどんな風に過ごしているのか教えてください。
清水川: ボードゲームをしていることが多いです。最近は「すずめ雀」というミニ麻雀っぽいボードゲームをやっています。
BP広報(mog): ボードゲーム!すごく楽しそうです。家族で同じゲームを囲むと、それが話題になって会話も弾みそうですね。
清水川: 仕事の他に個人活動もありますが、家族との時間は確保したいですね。
BP広報(mog): 朝食のところにある奥様との雑談も、大事な時間なんですね。
清水川さん、ご協力ありがとうございました!
まとめ
清水川さんのお話を聞いて、時差、働く場所、そしてご家庭に合わせての時間のずれ、と言ったさまざまな違いを 積極的に克服する取り組みを実行 していらっしゃるんだなと感じました。
認識のズレは潰しつつも、稼働時間は家族との時間を考えてできる限り生活に合わせていく。こういった選択ができるのも、フレックスタイム制度の良さだと思います。
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