(前頁 ~『僕らに出来る事』)
難聴者さんへのロングインタビュー ~エピローグ~
長時間に及ぶインタビューで、これまで知らなかった難聴の事をたくさん教えて頂いた。
GenGenさんが最後にくれた言葉が嬉しかった。
今、コロナで皆が忍耐的にマックスになっているようだ。
難聴者は伝わらない事で、初めての場所でイライラされる事もあるという。
マスクでお互いの顔が見えない中、相手に解るようにはどうしたらいいかと考え、「難聴なんですよ」というサイン見せたり、解り合おうとしている。
GenGenさんはそう言ってくれた。
一周回って元に戻った。
* * *
最後に
「音楽」とは「楽」という字の通り、楽しむ為のもので
この企画自体が、「気軽に参加でき、みんなが楽しめる音楽活動」です。
そんな、真面目な企画ではありませんので(不真面目でもないと思いますが)、
「企画・広報サイドの思い」として、この投稿を発信します。
* * *
Be One (一つになる)
この手話歌は
「バリアフリーにBe Oneという曲を知って欲しい」
という思いから生まれ、
『たまたま』、それが「手話」という発想に繋がり、生まれました。
その為『たまたま』、「難聴」や「手話」にスポットを当てていますが
広い世界を知る為には、他にも沢山知りたい事があると思います。
「難聴」などの、身体的しょうがいに限った事ではなく、
「体が不自由であること」に限った事ではなく、他にも色々。
「環境」なんかも、その一つでは。
生まれた国や時代が違えば、きっと、違う価値観を持って生きているハズ。
残念ながら、一人一人が、世界の全ての事情を知る事は、物理的に難しい。
でも、「色んな人がいる」「一人一人違う」という事は、知る事が出来るし、気付く事が出来ると思います。
こうして、文字にすると、至極当たり前で普通の事なのに、ついつい忘れがちになってしまう事。
その「ついつい忘れがちになる」という事に、気付けるようになりたいなと思いました。
企画に参加して下さった皆さんが、少しだけ身近になった「手話」をきっかけに
ホンの少し、誰かの意識が変わるようになって
それが「小さくても一つずつ」積み重なり、伝染し、繋がり合って
みんなが生きやすい世の中になたらいいなぁ
と願っています。
心を込めて思いを伝えあい、繋がって生きる事を楽しみたい。
「Be One」がそんな一つのきっかけになって欲しい。
シンプルに、そのスタンスで小さくても出来る事をやって行こうと思います。
「僕らに出来る事がある、小さくても一つずつ」(BeOneのサビ)
この曲に出会えた事、この振付に出会えた事、GenGenさんを始め、企画に参加して下さった皆さんに出会えたことを、宝物のように思っています。
引き続き、BeOne手話歌を、どうぞよろしくお願い致します。
GenGenさん、どうもありがとうございました。
感謝と応援の気持ちを込めて。yuka より 2020.11
Interviews and Contributions(取材・寄稿)
yuka (BeOneプロジェクト代表)
※私ども「ハニポ」 はBeOneプロジェクトの活動・運営を無償サポートしています
※ご協力(撮影場所):Riverside Cafe Cielo y Rio 蔵前
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