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静かで、にぎやかな世界
▶ Contributions(寄稿)yuka (BeOneプロジェクト代表)
※私ども「ハニポ」 はBeOneプロジェクトの活動・運営を無償サポートしています
手話をやったこともなければ、
それまで難聴者さんに意識を向ける事もなく生きて来てたのに
BeOneを聴いて「手話歌にしよう」と急に思いついた事をきっかけに
私は今、この活動をしています。
ここには
・手話が好き、とか
・音楽が好き、とか
・アーティストが好き、とか
様々な入口から来た方が集まって下さってますが
私は、なんというか
「もっと音楽を誰とでも共有したい」という思いだけで
手話や難聴については、一般的な知識よりも、もっと無知だったんじゃないのか
というレベルでスタートしました。
*
活動を考えるにつれ、色々知りたくなってしまい
難聴者さんにお話を伺うなどしてますが
無知過ぎて「なんで? どうして? どうなの?」を連発。
最初、「難聴」と「ろう」の違いもあまり解ってなかったし
「難聴/健聴」という言い方が少々失礼かもしれない、というのも最近知りました。
今も、「難聴者さん」とか「手話というもの」に対しての考えが
知識を入れる度に少しずつ、変化しています。
*
最近読んだ、この本
#手話の学校と難聴のディレクター
#ETV特集 「静かで、にぎやかな世界」制作日誌
#長嶋愛
#筑摩書房 ( #ちくま新書 )
詳細や、詳しい内容、感想は割愛しますが
「ろう」の学校が舞台です。
この本を読んで、個人的にとても驚いた事がありました。
*
この番組は2018年に放送されたらしいのですが
当時の私は、全くこの世界とは無縁で、
つい最近(2021年1月)初版本を入手して
初めてこの本・番組を初めて知ったのですが
そこに、こんな事が書かれていました。
(画像3枚目)
*
このろう学校を卒業した大学生に、番組側が
「10年後の社会に聞きたいことはありますか?」という質問をした時の回答が、以下の内容でした。
「『手話を知っていますか?』かな。
"Hello"とか、"Thank you"とか、簡単な英語なら誰でも知っているように。
"No" "Yes"とか、みんなわかりますよね。
だから手話も、ほんのちょっとでいいんです。
表現を忘れちゃってもいいから、手話の事を知っていて欲しい。
『手話?何それ?知らない』じゃなくて、
『どう表現するんだっけ』でも構わない。
手話を知ってくれているほうがいい」
※原文ママ
*
これ、このコミュニティ(アカウント)を遡って
この本が世に出る半年前の
昨年(2020年)6月の時点で、自分が書いていた事と、全く同じでした。
(画像5、6枚目)
「どんな人でも、英語を習った事がなくても
『ハロー(こんにちは)』や『サンキュー(ありがとう)』が英語で言えるように、
手話を習った事が無くても、簡単な挨拶くらいは誰でも出来るようになって欲しい.
…というのが、私の個人的な願いです
時間がかかるかもしれませんが
先ずは、そこを目指して、この手話歌を最大限活用しながら
何か考えて行けたらイイなと思っています」
※2020.6.23の投稿より
これは、インスタライブ等でも時折、参加者さんに向けてお話をして来ました。
*
何の知識もない中で、難聴者さんにどう思って頂けるのかも解らず
(という弱音も、このアカウント内で吐いて来ました)
正解もよくわからないまま
「楽しいからとりあえずやってみる!」というだけで
沢山の人を巻き込んで、あーでもない、こーでもないと不器用にやっておりますが
「私が願っていた事を、同じように願っているろう者がいる!」
という発見と驚き。
第2期以降は
「見てもらうだけじゃなくて、実際に手を動かしてもらわないと!」
という考えで、リモート動画制作企画を始めたのですが
…これって、
この活動が少なからず、少しはろう者の方のお役に立つかもしれない
って事ですよね!
という事が、ちょっと嬉しかったです。
*
読了後、番組の動画を発見。
難聴である制作ディレクターのご尽力を知るために、本も読んで頂きたいのですが
ぜひ、番組(動画)を観てみて欲しいな、という感想。
初心者にとっては「ろう者の手話って、こういうことなのか」という感想。
オススメです。
※「静かで、にぎやかな世界」で動画検索
BeOne手話ソングプロジェクト
(BeOne手話歌 企画・広報 yuka)
※私ども「ハニポ」 は「BeOneプロジェクト」の活動・運営を無償サポートしています
▶『ハニポ』
・活動拠点➡ 『ハニポ』手話歌の入口コミュニティ
(Instagram / @honeypaw.music )
元々は「BeOne手話歌」の活動をきっかけに「BeOneプロジェクト」という企画で繋がったメンバー数名が、BeOneプロジェクトの活動のサポートをする目的で2021年に発足。
その後「手話に特化した活動」に幅を広げ、ボランティアで手話を教える、
教育機関への手話歌活用の投げかけなど、様々な活動と啓蒙を行うチームへと進化。
テーマは「手話への壁を低く、楽しく」
1000の単語でネイティブな手話言語が出来る人を10人作るより
10の単語で簡単な挨拶が手話で出来る人を1000人作るという活動を行っています。
▶『BeOneプロジェクト』(旧:BeOne手話ソングプロジェクト)
・発信拠点➡
参加型 音楽コミュニティ♪『BeOneプロジェクト』 BeOne手話歌公式
(Instagram / @miura0824yuka.beone )
「音楽で繋ぐ」 をテーマに、誰でも共に音楽を楽しめるようにと願いを込めて2020年4月に発足。
楽曲 「BeOne~僕らにできる事~」 をきっかけに、代表作「BeOne手話歌」のほか、ダンス、歌、演奏、手話歌 等 様々な表現方法で音楽を奏でる 「リモート動画制作」 を行い、誰でも参加できる、誰とでも音楽で繋がれる場を作っている、SNS上の 音楽サークル。 (非営利団体/参加費無料)
2023年までに 参加者延べ人数700名を越え、
動画制作だけでなく、多様性を認めあうきっかけ作りの交流の場ともなっています。
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難聴のTVディレクターが手話の学校にやってきた。子どもたちと共に「共に生きる」ことの意味を考え続けた、一年間の記録。