Napkin AI でECサイトのコンテンツをリッチにする
以前、こちらの記事でAIを使ってECサイトのブログとSNSの動画コンテンツを作成している様子を書きましたが、Chat GPTやGeminiにブログの原稿をお願いするときに、よく「XXXを説明した図を挿入してください」といった文章が生成されます。「ここに、前章の内容を開設した図を置くと良いですよ」という提案ですが、そのままChatに図の作成までお願いしても、いまいちなものしかでてきません。
せっかくAIで楽してブログを書いているのに、図だけせっせと自分で書く労力を使うのも（例えCanvaなどのテンプレなどを使って簡単であっても）、嫌なので、とりあえずそうした提案は無視していたのですが、最近、素敵な図形描画ツール、しかもウェブサービスのものを知りました！
その名もNapkin AI！早速、自分の教養系のブログに使ってみたところ、いい感じで図を作ってくれたので、ご紹介しようと思います。
Napkin AIとは？
簡単にいうと、AIでブログなどの文章を考えてくれたり、その文章を表した図をAIで作ってくれるものです。AIプロンプトから作る方法と、自分の作ったテキストから図を作る方法があり、前者の場合は、ブログ原稿とその図全てNapkin AIで作ることができます。例えば、以下の画面は、Napkin AIにプロンプトでNFTの解説ブログを頼んだ場合の結果です。下の方に出ている図が同じくNapkin AIが作成したものですが、図は勝手に作られるのではなくて、まず文章が生成され、その中から、自分が選択した部分（例えば特定の段落や文）を表現した図が作られるという仕組みです。作成される図は１つではなくて、たくさん種類があり、その中で気に入ったものを選んで反映します。Napkin AIのすごいところは、作成された図がGoogleドキュメントやパワーポイントの図のように、編集モードで手作業で編集できることです。編集モードも結構高機能で、全く別の図に書き換えることもできます。もう一つの方法は、私のようにブログの文章自体は別にある場合は、図にしたい文章を元のコンテンツからコピーして、それをNapkin AIに貼り付けることで、同じように図が作成されます。
原稿を書いてもらい、選択した段落の
解説図を生成したもの
関係のブログをChatGPTに
書いてもらい、その一節を
Napkin AIで図式化してもらったもの
実際にECサイトに使ってみた
自分のTシャツとその他SFグッズのECサイトのブログの中で、上記のNFT解説記事とタイムトラベルと量子力学、仏教の記事に、図を当てはめてみました。
注意点など
うちのECサイトは越境ECもやっているので、英語がマスターで、日本語がサブになっています。ブログも英語と日本語のバージョンがあります（Shopifyを使ったECサイトの多言語化については、こちらの記事をご覧ください）。なので、挿入する図も英語と日本語にしたくて、Napkin AIに、英語と日本語のテキストを貼り付けましたが、生成された図の中のテキストは英語でしした。手動で編集モードで日本語に置き換えることはできますが、面倒臭いので、図は両方とも英語のものを使っています。どうやら、日本語の理解はできるようですが、出力は英語のみのようです（ひょっとしたら何か言語設定などあるかもですが）。つまり、日本語読めるけど、書けないんですね。頑張れ、Napkinくん！
※2024.9.5 追記
日本語対応されました！なので上記の注意点なし！出来る子！
まとめ
Google presentationや、Power Pointなども自動作成ができるようになっていますが、ピンポイントで図が欲しい場合なんかに、Napkin AIはめっちゃ活躍すると思います！