見出し画像

がん宣告からの突然の終末期生活開始・・・

いきなりですが、今月に入り、父が食道がんと診断されました。

今年のGW中に具合が悪くない緊急入院して判明。年齢的にも体力的にも手術や化学療法などの積極的治療は勧められないこと、そして父自身もそれを望まず主治医の先生と本人が話し合った結果、食道を塞がないような処置のみ施し、退院してきました。

我が家両家とも、それぞれ在宅サービスやケアを考える時期にすでに突入していましたが、まあそれにしても、このような形でリアル在宅療養支援を考えることのなるとは。


ある程度、こういう時期がいずれ来ると思っていましたし、何より自分は医療者であり、中でもまさにこういう分野に携わっている人間ですが、それでもいざこうなると、突然の渦に巻き込まれたような感覚と、「来たなあ・・」とあらためて心にズシンと来る感覚を覚えました。


実はちょうど私がブログを書こう!と思い、準備を始めた頃でした。
自分の書きたいテーマを考えていたのですが、それと関連するどころか、まさにリアル中継のような状況となったわけです。
そしてこうなった現状は始まったばかりであり、現在進行中です。この状況を果たしてここに投稿していってもいいものだろうか。正直なところ迷うところです。

しかし、ここ数日で思ったのは、看護師である自分の専門として取り組んできた在宅療養支援ですが、やはり家族にならなければわからない細やかな感情が沸き上がってくるということでした。

自戒の念や自身の学び、発見、そして感謝の気持ちを込めて
ここでは自分自身が関わっている退院支援や在宅医療、ケアについて、看護師の私が家族の立場となって感じたこと、考えること、気付きなどを綴っていくこととします。

このシリーズはちょっと重たいテーマにはなりますが、医療者の方もそうでない方も、どなたでもお読みいただき、いつかの何かの参考になれば幸いです。


未央奈


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?