遠くから見て描く
推しの絵を描くときは「遠くから見て描く」
推しは光り輝いている。それを描きたい気持ちはわかる。光の中で一緒に共有したい気持ちもわかる。そういう光の絵もある。
でも、俺はそういうものから昔から実に縁遠い。いつのまにか光の民から一定の距離を置いてしまう(置かれてしまうことも多々ある)。理由は未だ判っていない。
理由はどうあれひとつのメリットは感じている。それは、絵を描くときは光から距離を置き「遠くから見て描く」ということ。隅々までよく見える。美しいとされるものの醜悪さや、醜悪なものの中に煌めくものが隅々までよく見える。それを切り取り、絵にすることで表現が明確になる。光の中にいると自分の中の欲求(愛欲・共感欲・自己顕示欲など)のせいで色々と見落としてしまう。
欲の力で描くか、客観的な記録として絵を描くか。自分の立ち位置が定まると、狙う的、力加減、距離が解り、絵の描き方も変わる。
カニチャーハンはカニカマを入れると美味しくなる