いつまで経っても消えない疼き

相変わらずダメだ。イライラする。俺以外の戯れがタイミング悪いところでこだましてうるせぇ。俺の不機嫌を察知して嫌がらせであてつけてるとしか思えねぇんだけどよ。かと言って外には出なきゃならねぇし、それでまた他の楽しそうな様がいちいち向こうから俺の目に入ってくる。ガキの頃から何にも変わらねぇ。いきがってないで、もっとお前らの逆の不様を見せてくれよ。多分あいつらはてめぇの欲に率直で何の躊躇も湧かねぇんだろうな。大体俺は他のデリカシーがないところを拾う性格だから、そういうデリカシーのない連中が増加の一途を辿ってるわけだ。気を遣え。もう占領されてるんだよな、そういう奴らにあらゆるカテゴリーが。貪られて、もう何の実も残ってない残骸の後始末だけやらされてる。もういいよと、さっさと終わらせたい衝動に駆られる事がある。車を運転している時、電車を待っている時、高い建物にあがった時、フラッと体の動作を少しだけ変えてみたくなる。実際まだそれが出来ずにいるんだけど、そんな気の迷いを抱えてる連中は沢山いて、これからも一定に居続けるだろ。まるで誰からも使われないまんま電池が切れた安いオモチャみたいなガラクタの中にいる気分だ。オモチャじゃなくて、せめて性能の悪いピストルぐらいにしとくか。そうすりゃいずれはち切れる俺の気に障ったと同時にその引き金は引かれて、返しでその誰かを傷付ける事になるだろう。いや、ならねぇか。弾が入ってねぇわ。毎日毎日つまんねぇな。