東南アラスカ シトカの町へ
ベネットの森へようこそ。森の主人 Bennet です。
今日はnote10ページ目。これまでアメリカ本土の森のおはなしでしたが、今回は少しはなれて東南アラスカ(インサイドパッセージ)のおはなしです。
私はこれまでアラスカに6回訪れていて、世界で一番好きなのは?と訊かれればアラスカと必ず答えています。最初に訪れたのは18年ほど前。ものすごい枚数の写真を撮影したのですが、生憎、フィルムで撮影していたので、ほとんど電子化していないことに気がつきました。今回はその中でも少し残っていた、東南アラスカのお写真です。
ほとんどの方がアラスカといっても、「?」という感じだと思いますが、東南アラスカだともっと「????」という反応になるとは思います。
アメリカのシアトルからアラスカ航空で北上し、ぎりぎりカナダの西側というような狭いエリアに東南アラスカの町が点在しています。
これまでにケチカン、シトカ、ジュノー、ヘインズという町に訪れましたが、どこも小さな町で、氷河と森、そして海に挟まれるような入り組んだ地形です。どこにいても、あちこちに氷河が見えるのが大好きです。
ケチカンの可愛いおうち。
ジュノーから見あげた氷河。
なぜ東南アラスカに行きたかったかというと、おそらく、星野道夫さんの影響が一番強かったのだろうと思います。星野さんの写真集を見ているうちに、なぜか、トーテムポールがあったり、多霧林があったり、少しアイヌのような雰囲気もある、東南アラスカ独自の文化に引かれて、思い切ってフライトを予約したのでした。
東南アラスカに一人で行く女子など、まぁ、変人でしかないとは思いますが、アラスカに骨を埋めたいと思うほどに、私にとってアラスカはいまだ大切な思い出の地です。
東南アラスカで一番好きな場所は、シトカという町です。もともと、アラスカはアメリカではなくロシア領でしたが、その当時のアラスカ州都がシトカだったため、ロシアの雰囲気が残るのが特徴です。太平洋のパリなんて呼ばれるほどに、美しくて可愛らしくて大好きです。
シトカを散策すると、あちこちかわいらしい雰囲気でうっとりします。
シンボルのトーテムポールもあちこちで見かけます。
可愛い教会の前にはイルカさん。
くじらさんもいる。
「シトカ富士」のニックネームがついている、エッジカム山。富士山そっくりです。
シトカはお花がたくさんです。歩いてるだけでほっこりします。
海と森、氷河がともに生きるシトカの町。初めて訪れるのに、どこか懐かしい不思議な街。
さて、シトカで一番好きな場所といえば、もちろん、森です。
シトカ国立歴史公園のおはなしは、また次回にいたしましょう。
Bennet