10/19 木曜日

ヒマだなぁ、と感じる時期もあれば、忙しい、と感じる時期もある——実際に忙しいか暇かは別にして。先週は忙しく感じたけれど、今週はヒマだ。ところで、適度な忙しさというものがあると思う。忙しすぎると身がもたないし、暇すぎると退屈で無為に悩んでしまう。日常のちょうどいい密度とは？たとえば、素敵な人が現れたときに、恋に落ちることができるくらいの余裕があること。大して素敵だとも思わない人と恋に落ちないくらいに、満たされていること。

テレビを見ていたら、マッチングアプリのCMが流れてきた。キャッチコピー：「もう、合う人だけと、出逢いたい」——忙しすぎるんじゃないだろうか？しかも、忙しいのに満たされていないみたいだ。色々な出会い（出逢い？）があって、その中に合う人も合わない人もいるはずだ。なのに、おそらく、第一には「色々な出会い」が無いのだろうし（＝満たされていない）、第二には「色々な出会い」を許容できないでいる（＝忙しすぎる）。そういう人生に耐えている人たちが沢山いるというのは、半分は寂しいが、半分は尊敬する。

僕は忙しさのイニシアチブをある程度までは確保しておきたい。やはり会社は向いていないのだろう。