11/5 日曜日

朝、畑に行った。いつも軍手をして作業するのだが、今日は土を触りたくて素手で作業した。土を触ると安心する。

小松菜の種を植え、春菊の収穫をする。僕は「しゅんぎく」と発音するが、畑作業のメンバーのじいちゃん・ばあちゃんたちは「しんぎく」に近い音で発音していた。言語が変化するということを、ふと感じた。「しんぎく」はドレッシングやマヨネーズをかけて生で食べるのが美味しいと教えてもらった。母親にそう伝えると、胡麻と醤油のドレッシングを作ってかけてくれて、クセになる味だった。独特の匂いが気に入った。今週末はクセの強いものばかり食べている。

土を触ったので一日メンタルは安定するかと思ったが、なんだか落ち着かない。昨日からカリカリしている。とにかく大量の情報を浴び続けたくなっていて、インターネットに浸る。クラクラしてきて、これでは身が持たないと感じ、Apple Musicで音楽を漁ることにした。とにかく複雑な音楽がいい。Kenny DorhamのAfro Cubanというアルバムを見つける。ラテン風のジャズで、パーカッションが自由なリズムを叩き出している。リズムが複雑で、そしてジャズだから当然、メロディも複雑だ。小一時間踊る。Art Blakeyがドラムを叩いているが、彼のドラムは非常に単純だということに気づいた。無論、そこが良いところである。と、言えるくらいには心が落ち着いてきた。

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