小泉義之『デカルト哲学』読み終わる。めちゃくちゃ面白かった。デカルト=独我論のイメージがあるから敬遠して全然知ろうとしなかった。でも実際小泉義之を介して読んでみると心動かされた箇所がいっぱいある。
こんなに素朴で良いのかと思えるくらい簡潔な道徳。でもここに至るまでの論理の経過に切実な何かを感じて惹き込まれる。
あらゆる思想を根こそぎにしていくデカルトの企てに始めは眉をひそめてしまいそうになったが、読んでるうちに興奮してきて最終的に「ほんまもんの幸せはその道にしかないんや」という状態になった。
選挙行かない人が指弾される感じも分かるがでもやっぱり大きな違和感の方がある。政治がある以上何も根本的な解決にならない……。
神保町・東京堂書店寄って小泉義之『兵士デカルト:戦いから祈りへ』買って帰宅。
(今日は終わり)