梯子に乗って逆枝をさくり
剪定ばさみで斬っていく
徒長枝をさくり♪
寒風も気に為らない
木蓮の歌を頭の中で歌いながら
大切に大切に
綺麗に揃えようね木蓮
いつまでもいつまでも
一緒に居てくれると思った生命
私を置き去りに
業の深い人と言う生命ゆえ
味わう悲哀を
さくりさくりと切り落とし
いつの間に切れた雲の合間の青に映えて
逢いたくて逢いたくて
この胸の囁きがあなたを探している
歳を重ねるのは
愛しい御縁を過ぎていくことだと
教えてくれた生命たち
置き去りにされたのではなく
身体から出た魂と言う気が
いつも傍に居てくれるのだと
ずっと一緒に居るのだと
木蓮を斬る度に
教えてくれる
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