#ニャンタジア 猫の散歩
当家4代目 ティアさまは大変散歩好きです。 もっとも2代目様までは、猫様は出入り自由。 当家の周りはお屋敷ばかりで、人口密度も低く、200坪超えの家ばかりでしたので、猫が入り込んでも、特にご迷惑になることもなく、 金持ち喧嘩せず、ご近所で臍が痒くなるような お茶会なんてスットコドッコイもしてましたので、多めに見ていただいていたのです。
で
僕が茨城へ行って帰ってきたら、家の周りは代替わりで、コンクリ長屋に化け、他所からおいでの方ばかり、 ここいらに住めるのがステータスらしくw なーんか妙にしゃっちこばってやんの べらんめぃ すかしてんじゃねえぞ!
で、毒餌を撒くやつ虐待するやつ、出てきて、危なくて仕方ないから、昔みたいに猫の自由が無くなり、庭限定で散歩を。
いにしえに当家に仕えていた甲斐犬の清正や茨城で子守、ここで親父の介護をしてくれた、ラブラドールのジョナサンと同じで、ティア様は散歩という単語に反応します。
さ・ん・ぽ この発音を聞くと、寝床から タットん♪ 飛び降りてきて 前脚をぐっと前に出し ヒップアップ ぐーいいいっ 後足ぷるる 反対もぷるるっ
尾をつんっと上げて振り返る
「爺、行こうか」
フンゴロニャオ王国だけで4代、その前にも幾人の猫様にお仕えしておりましたから、 機動力は周知、 猫が犬よりも聴力が有り、パニックに成りやすいことも知っております。
当初は恐る恐る、リードとハーネス装着で、庭に出ておりましたが、犬と違い、リードを付けて歩く習慣の無い猫様は、それはそれはストレスのよう、 あれこれ、無い知恵を絞り 自由に散歩して頂けるように阿吽の呼吸と取り決めを(笑)
キジトラ、ティアさまは、初代、二代さまと異なり、独立の気概強く、簡単に言うと、あんまり構うなよ、私が構って欲しいときだけ構え。 でございます。 だから、慣れるまでに、ちょいと工夫を。
眠いる時に、そっとグルーミングしながら話しかけます、ゆっくりやさしく低い声で
「ティアーモ、私の娘 ティア ティア ティアーモ」
ちゅーるを出すと、膝をぱんぱんっと叩き 膝に乗って頂き 手のひらで召し上がっていただく、 この時も話しかける。
散歩に出ても、陽だまりでまったりしているときに 話しかける。 爺の声がしている時は安心なのだと刷り込む。 おかげでカンザが来たときや、外猫ホルスさんが来た時も、声を掛ければ爺のそばに、興奮でお尻の線から匂いを放つものの、パニックに陥りません。
それでも、仔猫のときはパニック以外に好奇心と言うやつで、外へ飛び出し、人にはとても通路に見えない所を通り、外へ。
近隣のパーキングに飛び込み車の下、匍匐前進でロードクリアランス20センチ以下の車の下を見ながら
「ティア、ティア」
こういう時は面白がって出てきませんw 忍び足、猫脚でとんでもないところへ行っちゃうの。 駆け出した方向から決して視線を外さない、これ猟の時と同じなのです(笑) 猫も野生だから、視線を切ると、人が見つけるのは困難。 見失ったら、逃げた方向にゆるっとゆるっと。
逆の方向から飛び出したりしますがっ がっ 忍者か おまぃは フンゴロにゃんぽう隠形。
車の下に入った時は、日本手拭を乾いたまま びっと鳴らします、これで出てくるように阿吽、今は そのまま走って隙間から当家の敷地に(笑)
困ったのはマンションのベランダに侵入してしまう。 3階くらいまでは余裕で入りますw ひたすら呼んで帰ってきてもらいました。
見つけたら、ひたすら褒める、脱走した犬と同じw 叱ると 次から更に逃げるように為るからw
18年の4月20日に お迎えして、去年の夏からノーリード、秋から、目を離し、ストレッチをしていても、どこかへ行くことは無く成りました。
むしろ、どこかへ行きたい時は、僕の前にやってきて、尾を上げ、着いてこいと促しますw
猫を散歩させなければいけないご時勢なんて、世知辛いとは思うのですが、民度が下がってしまえば仕方がない。
この仔がストレス無く、楽しく楽に、のんびり遊べるように、爺はお仕えするのでございます。
夜は、アマゾンで求めた光る首輪を着けております、これ以前はダイソーで釣り用の蓄光マーカーを買い求め、首輪に着けておりました。 キジトラは夜に溶け込み、まるで迷彩、光るものが有れば、何処に居るか安心です。
ダイソーに犬用のLEDは有ったのですが、猫には大きくて邪魔だったので、付替えの手間は有りましたが、蓄光マーカー(笑) 青白い蓄光マーカーは狐火 もとへ猫美でございました。
ティアが着けているLEDチョーカーは充電式で、カットして大きさを調整でき、1500円くらいだったと記憶しております。
お邪魔でなければ、サポートをお願いします。 本日はおいでいただき、誠にありがとうございます。