雨が降ります #ニャンタジア
鎧戸にぱたぱたとスタッカート、時折ビル風が揺さぶる。 窓からのぞけばアスファルトの水たまりに波紋。
ティアはドア前に香箱しているので、声をかけて、ジャンパーを羽織って下へ。 階段を追ってくる足音。
玄関の戸を開け放して、桜猫の器、ジョナの器だったものを確認、1/3くらい残っていたのか、雨にふやけているから、食べてないように見えるけど、結構、食べてくれたでしょう(笑)
ジョナのビスケットは 鳩と雀とムクドリで片づけたみたい、コンクリートの車輪止めは雨で綺麗になっていた。
「ご紹介に預かりました、ジョナサンです♪」
縁が出来てしまったから、外の猫、鳥、鴉が気になるけれど、野生の掟は「運が悪けりゃ死ぬだけさ」なので、それ以上手を出すのはおこがましい。
どんなに胸が痛くても、屋根の下に迎え入れる事は出来ない
それはティアばかりじゃなくて、彼等も大切にしない事
感情だけに走れば、外の仔、可哀そうになるけれど、ニャンタジア、ウニャイテッドキングダム・オブ・フンゴロニャオに来てくれて、僕からご飯を食べてくれる。
僕にさせてくれる、愛させてくれている ほんの少しだけ手伝わせてくれている。
幸せにしてくれている。
有難う。 晴れたら、また ご飯支度するよ
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