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■ 第一回「道具について」

道具について話そうとおもう。
「弘法、筆を選ばず」って言葉を聞いた事がありますか。
弘法大師(空海)って人はメチャクチャ筆で字を書くのが上手かったので、どんな筆(道具)であっても巧みに使いこなした、っていう話だ。

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しかしこの逸話は歪曲されて伝わったのではなかったか。
実はこの逸話には言っていない真実があるのでは。

彼はおそらく、過去に俺たちが想像もできない失敗を沢山していて、それをデータとして覚えているので、「どんな筆でも」でも、例えばへたれた筆でも、それなりに文字が書けたのではないかな。

失敗してきたデーターを逆に利用したからできた神業なのではなかったろうか。今回は以下について考えてみたい。

目次

■道具はなんでもいい。がしかし!
■道具でスキルが変わることがある。変幻自在に!
■道具で変わる未来

ではどんなものを選んだらよいのか。迷うよね。
今回はこんな話題でいこうかと思う。
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■自分に合った道具であるか?

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イメージを描き出す道具、ツールはデジタルであろうが、アナログであろうが一向に構わない。ようはなれて使いこなすことだ。
デジタルツールだってしかり、常に進化していて不足した技術を補ってくれるなかなか侮れない素晴らしい技術だ、そして科学の進化だ。
ありがたく享受しよう。ただし、みんが使っているので自分も・・・なんていう考えなら辞めた方がいい。
デジタルツールは人がメインだということも忘れてはならない。
俺はタブレットや液タブで線を引くのが苦手だ。
ipadの出現するまでは、紙に書いた下書きをスキャンしてデジタルで着彩を行っていた。現在でも、PCでの作業は某有名会社のタブレットを使用しているが、画面とペン入力端末の間が4ミリも離れていて、しかもいくらか描画に遅延が発生し、イライラしている。

使いにくいツールに合わせて効率が悪くなるなら、そんな道具は捨ててしまえ。自分に合った作業効率を上げるための道具を選ぶことが重要だ。

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タブレットは、絵、というよりそもそも線を引く道具ではない。
と個人的には思う。
(@コムだよ笑)何とかしてくれないかな。
なんどかチャレンジしてみたが、仕事が忙しくなると早く仕上げることが要求される。手で描いた方が早く上がるので今までは避けてきた。

■線画までは手書き→その後PCに移行して着彩

 それが現在ipadの出現でこうなった。↓

■ipadですべての作業→色調節PC

作業速度が三分の一ほど短縮された。そのままデータと請求書を送れば完了だ。作業画面とペン先のずれが少なく、描画に遅延が少ないツールに変えたことで作業効率が上がった。熟練を重ねて、ペンタブや左手ツールなんかで効率を上げるのももちろん奨励する。

過去に俺が出会ったやつで、キーボートをまるでピアノを弾く熟練した奏者のように使いこなしあっという間にアートボードを完成させちゃう凄腕の奴もいた。まるで魔法のように。

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問題なのは、どんな道具やデジタルツールを使用してもよいが、自分に合った熟練された道具を選ぼうでって話。

■道具を知ることがスキルアップさせることがある

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