欲界の最高位 第六天神社の他化自在天
第六天神社は欲界六天ののうち最高位の第六天にいる魔王を祀っている。他人の作り出した快楽や喜びを糧とすることから、他家自在天と呼ばれている。他人が楽しむ様を自分の糧にするとは素晴らしい。
人々が快楽におぼれれば溺れるほど、第六天にとっては良い状況となり自分自身が肥えていく。
性欲はお互いに見つめ合うだけで満足するというのもすごい。
逆に人々が、勤勉さに目覚め快楽を求めなくなると第六天は萎んでいってしまう。
多少不埒で人に言えないような後ろめたい願い事でも喜びにつながることならかなえてくれる便利な仏さまとして、江戸時代に民間信仰として爆発的に流行したらしい。
人が楽しむことを許さないこのご時世。楽しむことを知らなさすぎる。趣味、嗜好、信仰は自由。自分が楽しんでない人は出自や帰属にこだわり争いや摩擦を生む。第六天様を元気にするためにも快楽と喜びをシンプルに目指したらいいと思う。今日も第六天神社を詣でよう⛩